ノーベル物理学賞に赤崎、中村、天野の3氏 青色LED基礎技術開発(産経新聞) - goo ニュース
昨日7日夕刻スウェーデン王立アカデミーは2014年のノーベル物理学賞を青色発行ダイオード(LED)を開発した赤崎、天野、中村三氏に授与する事を発表したそうです。日本の3氏による独占と有りますが中村氏は米国籍を取得されていますから日系米国人という事になり日本人が独占と大書するには一寸悩ましい所ですがおめでとうございます。
二個いちという言葉が有りますが今回は三個いちで三人の教方の時系列でも連続する研究と実用化が実り20世紀では実用化困難と言われていたものを実用化し普及させた点が評価されたようです。
信号機の青色とかLED電球と言われる製品がその普及品で低電力で省エネにも貢献しています。
三氏が受賞の喜びを語るのとそれぞれの働きがノーベル賞につながったとお互いを称えていました。
追加の報道で知りましたが中村教授は嘗て「発明は企業の物か?」という事で裁判を起こし一審で200億円の対価を認められましたが控訴審で8億円で和解した方でした。
やはり200億円級の開発だったようですね。
もう一度おめでとうございます。
何だか聞いているだけで嬉しくなるニュースでした。
写真:中村教授
産経新聞:
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に授与すると発表した。低消費電力で長寿命などの利点があるLEDの実用化に貢献し、次世代の光源として普及させた功績が評価された。
日本人のノーベル賞は12年の山中伸弥氏(医学・生理学賞)に続く受賞で、米国籍の南部陽一郎氏を含め計22人に。物理学賞は部氏、小林誠氏、益川敏英氏の08年に続く日本の3人による独占となった。
LEDは電気を通すことで効率よく発光する半導体素子。赤色、緑色の高輝度LEDは早い段階で作られていたが、波長がより短い青色LEDは、実用に耐える技術の開発は「20世紀中は困難」といわれていた。
赤崎氏は松下電器産業(現パナソニック)に在籍していた昭和48(1973)年、青色LEDの開発に必要な窒化ガリウムの研究を始めた。名古屋大教授だった60年にサファイアを基板に使う手法を考案し、困難とされていた高品質の結晶を得ることに成功。平成元年に窒化ガリウムの半導体の要素技術であるPN接合にも成功し、青色LEDの技術基盤を確立した。天野氏は名古屋大で赤崎氏に師事し、高品質結晶を作製する実験に成功した。
一方、日亜化学工業(徳島県阿南市)の研究者だった中村氏は、基板の上から窒素ガスを、横からはガリウムと窒素、水素を含む原料ガスを流す独自の「ツーフロー」と呼ばれる結晶育成法を開発。5年に実用化レベルの高輝度青色LEDを初めて製品化した。
青色の開発でLEDは赤、緑、青の「光の三原色」がそろいフルカラー化が可能に。光ディスクや信号機、照明器具など利用分野は飛躍的に拡大し、電子産業や情報技術(IT)の発展に大きな影響を与えた。授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)を3氏で等しく分ける。
(引用終わり)
昨日7日夕刻スウェーデン王立アカデミーは2014年のノーベル物理学賞を青色発行ダイオード(LED)を開発した赤崎、天野、中村三氏に授与する事を発表したそうです。日本の3氏による独占と有りますが中村氏は米国籍を取得されていますから日系米国人という事になり日本人が独占と大書するには一寸悩ましい所ですがおめでとうございます。
二個いちという言葉が有りますが今回は三個いちで三人の教方の時系列でも連続する研究と実用化が実り20世紀では実用化困難と言われていたものを実用化し普及させた点が評価されたようです。
信号機の青色とかLED電球と言われる製品がその普及品で低電力で省エネにも貢献しています。
三氏が受賞の喜びを語るのとそれぞれの働きがノーベル賞につながったとお互いを称えていました。
追加の報道で知りましたが中村教授は嘗て「発明は企業の物か?」という事で裁判を起こし一審で200億円の対価を認められましたが控訴審で8億円で和解した方でした。
やはり200億円級の開発だったようですね。
もう一度おめでとうございます。
何だか聞いているだけで嬉しくなるニュースでした。
写真:中村教授
産経新聞:
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に授与すると発表した。低消費電力で長寿命などの利点があるLEDの実用化に貢献し、次世代の光源として普及させた功績が評価された。
日本人のノーベル賞は12年の山中伸弥氏(医学・生理学賞)に続く受賞で、米国籍の南部陽一郎氏を含め計22人に。物理学賞は部氏、小林誠氏、益川敏英氏の08年に続く日本の3人による独占となった。
LEDは電気を通すことで効率よく発光する半導体素子。赤色、緑色の高輝度LEDは早い段階で作られていたが、波長がより短い青色LEDは、実用に耐える技術の開発は「20世紀中は困難」といわれていた。
赤崎氏は松下電器産業(現パナソニック)に在籍していた昭和48(1973)年、青色LEDの開発に必要な窒化ガリウムの研究を始めた。名古屋大教授だった60年にサファイアを基板に使う手法を考案し、困難とされていた高品質の結晶を得ることに成功。平成元年に窒化ガリウムの半導体の要素技術であるPN接合にも成功し、青色LEDの技術基盤を確立した。天野氏は名古屋大で赤崎氏に師事し、高品質結晶を作製する実験に成功した。
一方、日亜化学工業(徳島県阿南市)の研究者だった中村氏は、基板の上から窒素ガスを、横からはガリウムと窒素、水素を含む原料ガスを流す独自の「ツーフロー」と呼ばれる結晶育成法を開発。5年に実用化レベルの高輝度青色LEDを初めて製品化した。
青色の開発でLEDは赤、緑、青の「光の三原色」がそろいフルカラー化が可能に。光ディスクや信号機、照明器具など利用分野は飛躍的に拡大し、電子産業や情報技術(IT)の発展に大きな影響を与えた。授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)を3氏で等しく分ける。
(引用終わり)