17日の報道としてウクライナのゼレンスキー大統領は「イリーナ・ベネディクトワ検事総長と情報機関「保安局」のイワン・バカノウ長官を解任した」そうです。両氏の管轄する機関で、計60名以上の職員が、ウクライナに侵略するロシアに協力した疑いが有り、(彼らの)管理責任を取らせてのでしょうか
?! ロシア軍による軍民区別のないウクライナ領に対する攻撃で、東部戦線や南部の一部でも既にロシア軍によるパスポート管理などが行われ通貨もルーブルが使われるようなニュースも読みました。キーウとかハリコフの様にウクライナ軍が居て軍民保護が出来ている所はともかく、もともと親ロ色の強い地区の市長や町長で、今更ウクライナ管理地区に逃げ出せない状態だとしたら「ロシアのウクライナ人管理に手を貸さないと殺される恐れが大ですよね!」
実態が判りませんから「なんとも微妙な判断を現場では迫られる訳です」
中國でも日本政府寄りの南京政府に王兆名氏の後を1944年に受けて主席となった陳公博閣下は「支那には4億の民が居る。その半分が南京政府の保護下にある」として、その責任を受けましたが、戦後日本で漢奸として捕らえられ死刑になりました! その行動の評価は難しいものが有ります。武器の戦いで勝たねばなりませんが、失地回復後のウクライナ政権による民政をどうするのかは本当に微妙な段階にきている気がします。ゼレンスキー大統領は大筋で間違いのない寛容さを持って欲しい物です。
写真:イリーナ・ベネディクトワ検事総長(ロイター) 【読売新聞社】
読売新聞オンライン:
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は17日、イリーナ・ベネディクトワ検事総長と情報機関「保安局」のイワン・バカノウ長官を解任した。両氏が管轄する機関で、計60人以上の職員が、ウクライナに侵略するロシアに協力した疑いがあり、責任を取らせたものだ。
解任した2人はいずれもゼレンスキー氏の側近で政権運営には痛手となる。
ゼレンスキー氏は17日、国民向けのビデオ演説で、「国家反逆」などの疑いで、650件超の捜査が進められていると説明した。露軍に制圧された地域で、職員らが「我々の国に反抗している」とも述べた。露軍や親露派の指示に従うなどしたものとみられる。
ベネディクトワ氏は、露軍による戦争犯罪に関する捜査で先頭に立って情報発信し、ウクライナを訪問した米司法長官と会談するなど欧米各国とも連携してきた。今後、捜査に影響を与える可能性もある。
バカノウ氏はゼレンスキー氏の幼なじみで、2019年の大統領選で陣営を率いた一人だ。ゼレンスキー政権発足後、保安局トップに任命されたが、経験不足から手腕に批判も上がっていた。
ウクライナでは16日、ロシアに併合されたクリミアを担当する保安局の元幹部らがスパイ容疑などで拘束された。ロシアの特殊機関などに機密情報を渡したとされている。
5月末には東部ハルキウ州を担当する保安局の幹部も、侵略の対応を巡る「職務怠慢」を理由に解任された。露軍の激しい攻撃が続く東部や南部では、露軍の攻撃の標的選定に情報を与えているなどとして、ウクライナ当局が住民らを拘束する事案も相次いでいる。
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