「墓じまい」で墓を取り違えなんて今風の起こりうる事件が2年数か月の駆けて争われていたのですね!
2021年11月に起きた事件で「大阪府内の姉妹が、東大阪市の専門業者「大阪石材工業」と依頼者の女性を相手取り、墓の再建費や慰謝料など約600万円の損害賠償を求めた訴訟」の判決が15日阪地裁であり、黒田香裁判官は同社に560万円の支払いを命じた。
以下の参考記事を見ても「専門業者「大阪石材工業」と依頼者の女にも意見の相違があり「石材店はも少し慎重な手続きを踏めば避けられた問題」だろうなと思った次第。お墓を壊され親族の遺骨を合葬された原告の方はいい迷惑でしたよね。石材店が控訴しないで収まると良いですが?!
写真:大阪地裁© 読売新聞
読売新聞:
墓じまい(改葬)で墓を間違って撤去され、親族ら6人の遺骨を合葬されたとして、大阪府内の姉妹が、東大阪市の専門業者「大阪石材工業」と依頼者の女性を相手取り、墓の再建費や慰謝料など約600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、大阪地裁であり、黒田香裁判官は同社に560万円の支払いを命じた。
判決によると、同社は2021年11月に箕面市内の霊園で、女性から墓じまいの依頼があった墓と姉妹が管理する墓を取り違えて撤去した。二つの墓は別の区画だが、同じ家名が刻まれていた。翌月に姉妹側が墓参に訪れ、撤去に気付いた。墓石の一部は粉砕された上、遺骨も合葬式の墓に納められて他の遺骨と区別できないという。
訴訟で、同社側は「現地で墓の写真を撮影し女性に送ったが、誤りは指摘されず、過失はない」と主張。女性側は「墓の区画番号を同社に伝えた。写真も受け取っていない」と訴えた。
黒田裁判官は、同社について、「霊園に問い合わせれば墓を容易に特定できた。専門業者としての注意義務を怠った」と過失を認定。女性に対しては「専門業者が墓を取り違えると想定するのは困難だった」とし、賠償責任を認めなかった。
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