17日、「日本航空(JAL)は、客室乗務員(CA)出身の鳥取三津子専務(59)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した」とマスコミ各紙が報じています。
昔の感覚で言えばJALはナショナルフラッグキャリアー(国を代表する航空会社)として戦後長くその地位を認められていましたが、2010年には破産、会社更生法の下、京セラ創業者の稲盛和夫氏がJAL会長に就任し、采配を振るったことで驚異の再生を遂げましたがANAに追いつき追い越されたように見えます。
ANAの社内事情など知る由も有りませんが、新社長に就任する鳥取三津子専務(59)氏がCA出身と紹介されていますが、その社内でのキャリアーを見る限りCAだったから社長に慣れたのではないと思いました。ついでな現社長も元パイロットだったっそうで飛行機の操縦と経営の能力は別でしょうから稲森イズムに育てられた良い一面だったのかも知れません。
国交省の干渉を巧みに避けて民間企業に徹する様頑張って下さいね!
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日本航空の赤坂祐二社長(左)と、4月に社長に就任する予定の鳥取三津子専務=2024年1月17日、東京都品川区、高橋豪撮影
朝日新聞デジタル:
日本航空(JAL)は17日、客室乗務員(CA)出身の鳥取三津子専務(59)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。CA出身、女性がトップになるのはともに初めて。赤坂祐二社長(62)は代表権のある会長に就く。
鳥取氏は1985年、東亜国内航空(現JAL)に入社。その年の夏、日航ジャンボ機墜落事故があった。17日の記者会見では「当時の衝撃は強く心に刻まれている。安全運航の大切さを次世代に継承する強い責任感をもっている」と話した。
客室本部長やカスタマー・エクスペリエンス本部長を歴任した。「航空会社の根幹である安全とサービスが私のキャリアそのもの。常にお客様のことを一番に思って、人と地球にやさしい一便一便の運航を積み重ねていきたい」と意気込む。
赤坂氏は2018年に社長に就任。コロナ禍で落ち込んだ経営の立て直しにめどがついたとして退任を決めたという。羽田空港で2日にJAL機と海上保安庁の航空機が衝突した事故との関連については「全くない」と否定した。(高橋豪)
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