王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

萩生田光一氏に「疑惑の映画観賞会」 「収入と参加人数が合わない」

2024-01-11 09:38:39 | 政治
主題のネタは以下のデイリー新潮が判りやすく書いています。
パー券キックバック事件で大揉めの清和政策研究会(安倍派)ですが、この期に及んでオーナー気取りの「森喜朗元総理(86)は子飼いの萩生田光一前政調会長(60)をここぞとばかりに、派閥の新会長に猛プッシュしている」との書き出しで、その萩生田氏には憂慮すべき事案がある。「裏金問題に加えて、政治資金に関する別の疑惑が存在するのだ」と有ります。
「22年分の同会の収支報告書には201万4千円の収入が記載されていますが、それを観賞券代の千円で割れば、本来、映画観賞会には2014名が参加しているはず。しかし、萩生田氏のブログに掲載されている写真ではホールの客席はガラガラ。ホールの最大収容人数は2021名なので、参加者の人数が2千名に達していないのは明らかです」
西村前産相がホテルの一室を使ってパー券の売り上げの殆どを得ていた手口が有ったのを思い出しました。残念ながらあったとして「報告書の訂正」でおしまいかとの気もしますがどうでしょうか?
本筋と合わせ技で一本となりますかね?
東京試験特捜部の調べが誰にどこまで行っているのか益々興味が湧いてきました。

写真:萩生田光一前政調会長

デイリー新潮:
この期に及んで、森喜朗元総理(86)は清和政策研究会(安倍派)のオーナー気取り。子飼いの萩生田光一前政調会長(60)をここぞとばかりに、派閥の新会長に猛プッシュしているのだという。そんな折も折、その萩生田氏に政治資金にまつわる新たな疑惑が持ち上がった――。
 ***
 2022年5月、東京プリンスホテルのパーティー会場で清和会の面々は高揚感に包まれていた。壇上で、
「94人(現99人)を擁する党最大の政策集団として、党の柱石たらんとの自負と誇りのもと、岸田政権をあらゆる場面でしっかり支えていく」
 そう安倍元総理が会長としてあいさつ。それは清和会が最大派閥として栄華を極めた瞬間だったが、森元総理は同じ壇上でこう苦言を呈した。
「数を一番誇っちゃいけない。かつての自民党の派閥でも、100人近い数がそろった、あと何人で100人になるぞ、95超えるぞ、なんてやってた時が一番危ない。それで滅びたところがたくさんある」
 そして皮肉にも、森元総理の“御神託”通りに物事は進んでいる。清和会関係者が言う。
「派内の雰囲気は最悪です。特捜部の聴取で仲間を売っている奴がいるのではないかと、互いに疑心暗鬼になっています」
“萩生田の下でまとまれ”
 もはや瓦解寸前というのだ。無論、そうなったのも、恐慌状態にある派閥を指導すべき5人衆が全員特捜部の聴取対象となり、機能不全に陥っているからだ。となると、新指導体制の構築が急務のはずだが、
「森さんは“萩生田の下でまとまれ”と指示を発していますが、状況が見えていないと言わざるを得ません。中堅・若手からは“この際、5人衆にはお引き取り願いたい”という声が上がっています」(政治ジャーナリストの青山和弘氏)
 だがしかし、世代交代は容易ではない。清和会は故・福田赳夫元総理が興した派閥だ。その孫に当たる福田達夫衆議院議員(56)に“大政奉還”すべしとの声も一部の若手からは上がるが、
「待望論のある福田議員も森元総理に気兼ねして、新会長に萩生田氏を推す考え。中堅・若手の反発は予想されるものの、今のところは萩生田氏が最有力の会長候補とみるべきでしょう」(清和会関係者)
「収入と参加人数が合わない」
 もっとも、そんな萩生田氏には憂慮すべき事案がある。裏金問題に加えて、政治資金に関する別の疑惑が存在するのだ。
萩生田氏には憂慮すべき事案がある。裏金問題に加えて、政治資金に関する別の疑惑が存在するのだ問題に詳しいジャーナリスト。
「22年分の同会の収支報告書には201万4千円の収入が記載されていますが、それを観賞券代の千円で割れば、本来、映画観賞会には2014名が参加しているはず。しかし、萩生田氏のブログに掲載されている写真ではホールの客席はガラガラ。ホールの最大収容人数は2021名なので、参加者の人数が2千名に達していないのは明らかです」
不可解な点が
 続けてこう言う。
「実際の映画観賞会の参加人数と観賞会の収入が乖離しているのは、映画観賞券を一括して企業などに購入させているからでは。また、その利益は22年こそ28万2080円と些少ですが、コロナ禍以前に遡ると年100万円前後に膨れ上がります」
 先般、西村康稔前経産相(61)が経産省職員らを“サクラ”として参加させて、架空の政治資金パーティーを実施していたことが発覚。物議を醸したばかりだが、萩生田氏の「映画観賞会」も架空とは言わないまでも、不可解な部分があるというのだ。
 この点、自民党派閥の裏金問題を告発した神戸学院大学の上脇博之教授は、
「もしも、映画観賞券を企業が何枚もまとめて購入し、かつその映画観賞券を実際には使用する目的がなかったならば、実質的に政治資金規正法が禁じる政治家個人への企業献金に当たる恐れがあります」
実質的な企業献金?
 以上の疑惑について、萩生田事務所に尋ねたところ、
〈法人・個人問わず、お申し込みがあった枚数を各々に販売しており、記録を確認しても後援企業に一括で販売している事実はありません。また個別の購入者の欠席理由について当方が知る由もありません〉
 と回答。要するに実質的な企業献金には当たらないとの主張である。
 ところが実際に例年、映画観賞券を購入している支援者に話を聞くと、
「私は萩生田さんのお母様と親しかった関係で、萩生田さんのことを応援しようと決めて以来、毎年10人分、1万円の観賞券を購入しています。ただし、私自身は観賞会には行きません」(自営業の女性)
「例年5枚ほど購入し、社員を誘うこともありました。領収書は会社宛ではなく、自分宛でもらっていましたよ」(会社経営者の男性)
 グレーな販売実態が浮き彫りになるのである。
 裏金問題であえぐ最大派閥の指導者に求められるのは廉潔(れんけつ)さであるまいか。派閥内の論理だけで新会長を決するなら、清和会はいよいよ滅びの時を迎えよう。
「週刊新潮」2024年1月4・11日号 掲載
(引用終わり)


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10日 自民党「政治刷新本部」に非難ゴウゴウでも… 野党が恐れる2つのシナリオ

2024-01-11 09:33:40 | 政治
昨日10日、自民党は派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けて、党内に政治刷新本部を設置した」とマスコミ各紙が報じています。
総じて評判は芳しくない様です。
その第1は:岸田首相の政治改革に対する曖昧な姿勢です。
その2は:麻生太郎副総裁が最高顧問に就任。さらに茂木敏充幹事長ら党7役が名を連ね岸田・麻生・茂木派連合対安倍派の対決を予想する向きが多い事です。
誤解を恐れず書けば「税金泥棒に取り締まりの規制をさせれば、抜け穴だらけはお決りで、対策は警察がやらねば効果的な手段は決められない」と思います。
もっとも鬼平犯科帳を読んでも「長官の人柄に撃たれすっかり改心した泥棒は、その指揮下で役に立つのも居ました」。長官は捕まえる側の長で岸田氏とは立場が違います。
26日の通常国会前に中間報告だそうですが、とて世間が納得する様な案は出てこない気がしますがはてどうでしょうか?
元5閣僚の大物に検察の手が掛かるかどうかも関連しそうな気がします。

写真:この2人が並んでる時点で…© 東スポWEB 

東スポWeb:
自民党は派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けて10日、党内に政治刷新本部を設置した。再発防止や信頼回復の策を話し合うのが目的だ。本部長は岸田文雄首相が務める。メンバーには小泉進次郎元環境相、三原じゅん子氏、松川るい氏らが名前を連ねている。
裏金問題では池田佳隆衆院議員が東京地検特捜部に政治資金規正法違反の疑いですでに逮捕されている。池田容疑者と同じく収支報告書にキックバックの不記載が疑われている大野泰正参院議員、谷川弥一衆院議員にも立件のウワサが絶えない。
ほかに安倍派幹部にも捜査の手が伸びるのかどうか、永田町中が固唾を飲んで見守っている状況だ。裏金問題には国民の反発も大きく、岸田氏は「信頼回復に向けて努力しなければならない。党を挙げて取り組む最優先課題だ」と意気込んだ。
同本部は最高顧問に麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が就任。約40人で発足した。再発防止策はもちろん、政治資金の透明性確保や派閥のあり方が議論される見込みとなっている。
SNSでは「政治家を刷新した方が安く済む」「このメンバーで信頼回復って有り得ない」と期待感は薄め。若手のホープとされる議員も投入されているのだが、安倍派からも多くの議員が参加しているなど本気度が疑われているのだ。
何を打ち出せば世間の目は変わるのか。永田町関係者は「野党が嫌がっていることは派閥の解消です。これを自民党に主張されるとインパクトがある」と指摘。脱派閥宣言をして派閥がなくなってしまえば、確かに派閥政治を批判することはできなくなる。もっとも、同本部には菅氏など無派閥議員がいるものの、派閥にどっぷりつかってきた人たちも多い。
ほかにも野党が嫌がることがあるという。「石破茂氏の存在ですね。石破氏が前に出てくると野党には脅威です。もしポスト岸田が石破氏となったら、自民党内で政権交代が起きたみたいな印象を世間に与えることになります」(同)。しかし、石破氏の党内における評判は芳しくない。
通常国会は26日に召集の予定で、同本部では今月中に中間とりまとめを行う方針。あっと驚く改革案が出てくるのか。
(引用終わり)
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11日 日経平均 大引け 4日続伸 608円高の3万5049円

2024-01-11 09:32:35 | 為替 ドル 株式
11日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比608円14銭(1.77%)高の3万5049円86銭だった。
今日の日経平均は608円高で引けました。1990年2月以来、33年11カ月ぶりの高値で終えたと前引けより値を下げましたが記録は維持しました。何だか実力なのかこの先が気になります。

日経新聞:
11日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比608円14銭(1.77%)高の3万5049円86銭だった。 
1990年2月以来、33年11カ月ぶりの高値で終えた。10日の米ハイテク株高を受けて、値がさの東エレクやアドテストなど半導体関連株に買いが波及した。外国為替市場での円相場は1ドル=145円台半ばと前日夕に比べて円安・ドル高が進み、輸出関連株にも買いが入った。
(以下省略)

ここからは前引け
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前日比668円(1.94%)高の3万5110円で終えた。
午前の日経平均は668円高で引けました。取引時間中に「3万5000円の大台に乗せるのは1990年2月以来、33年11カ月ぶり。前日の米株高と円安進行が追い風になった」とコメントされています。
市場では昨年末に高まった日銀の早期正常化観測の後退が買いにつながったとの意見を添えて日銀の無能ぶりをやんわりと批判しています。引き続き後場を追って見ます。

日経新聞:
11日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前日比668円(1.94%)高の3万5110円で終えた。 取引時間中に3万5000円の大台に乗せるのは1990年2月以来、33年11カ月ぶりだ。前日の米株高と円安進行が追い風になった。市場では昨年末に高まった日銀の早期正常化観測の後退が買いにつながったとの見方が出ている。
(以下省略)

ここからは寄り付き
[東京 11日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、ここをクリック⇒前営業日比429円61銭高の3万4871円33銭と、続伸してスタートした。
今朝の日経平均は429円高で寄り付きました。寄り付き一巡後は500円を超えて揉み合っています。今朝早朝閉まった「NY株高に加え、為替がドル高・円安基調が追い風」とコメントされています。どこまで続くか前場を追って見ます。

ロイター:
[東京 11日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比429円61銭高の3万4871円33銭と、続伸してスタートした。
 
寄り付きで連日のバブル崩壊後高値を更新し、心理的節目の3万5000円を1990年2月以来、約34年ぶりに回復した。前日の米国株式市場の流れに加え、為替のドル高/円安基調が追い風になった。足元の日経平均は前営業日比500円ほど高い3万4900円台前半を推移している。
個別ではファーストリテイリング、東京エレクトロン、アドバンテストなど指数寄与度の高い銘柄がしっかり。東証33業種では、輸送用機器、保険、卸売、証券、その他製品、電気機器など32業種が値上がり。海運業は値下がりとなっている。TOPIXも連日のバブル崩壊後高値の更新となっている。
(引用終わり)

 
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10日 NYダウ平均 2営業日ぶり上昇、170ドル高の3万7695ドル…一時は過去最高値上回る

2024-01-11 07:30:09 | 為替 ドル 株式
 10日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比170・57ドル高の3万7695・73ドルだった。値上がりは2営業日ぶり。
今朝早朝閉まったNY市場のダウ平均が170ドル高・ナスダック総合は111ポイント高と揃って値を上げました。「 インフレ(物価上昇)の減速や企業決算への期待から、一時は2日につけた過去最高値(3万7715・04ドル)を上回って推移した」とコメントされています。

読売新聞オンライン:
 10日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比170・57ドル高の3万7695・73ドルだった。値上がりは2営業日ぶり。
 インフレ(物価上昇)の減速や企業決算への期待から、一時は2日につけた過去最高値(3万7715・04ドル)を上回って推移した。IT大手マイクロソフトや小売大手ウォルマートなどの銘柄が値上がりした。
 IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は111・94ポイント高の1万4969・65だった。(ニューヨーク支局 小林泰裕)
(引用終わり)
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