表題は「8日朝のサンデーモーニングでの4日予算委員会での質疑を取り上げた」もので浜爺もこの映像を見ました。
関係ある部分は:
【(前文略)野党先導で変わる国会 「省庁別審査」で指摘の“ムダな予算”
一方で、少数与党の国会で“異変”が起きている予算審議。差配する委員長は、“野党議員”です。
立憲民主党 安住淳 予算委員長
「もう時間がないんですよ。ちょっと…小走りに、急いで来て」
野党の要求により、今国会で初めて導入された「省庁別審査」のひと幕。
「省庁別審査」とは、115兆円を超える新年度予算案の具体的な中身を省庁ごとに検証し、無駄を見つけ出す試み。
3日間で16の府省庁などと質疑を行うため、時間的余裕がないのです。
こんな場面も…
デジタル庁 楠正憲 統括官
「あの、どうしても各団体の...」
安住委員長
「歩きながら話しちゃダメ」
これまで与党多数の国会では、与党側の予算案がそのまま通りましたが、“少数与党”では、野党が指摘する問題点にも向き合わざるを得ません。
まず指摘された“ムダな予算”は、低所得世帯に3万円を給付する際の事務費。
政府は、あわせて374億円の事務経費を計上する一方で、作業を効率化するための新たなシステムに20億円をかけましたが…
立憲民主党 馬淵澄夫 議員
「いくつの自治体が(新システムを)利用しているか」
デジタル庁 楠正憲 統括官
「現時点は4団体。2月末までに15団体が利用開始する予定」
立憲民主党 馬淵澄夫 議員
「(1741のうち)4自治体ですよ、0.2%ですよ」
全国の自治体のほとんどが利用していない実態が明らかになりました。
馬淵議員は、新システムの活用を徹底させれば、400億円近い事務費の半分を削れるはずだと指摘しました。
「政府の基金」の“ムダ” 野党が追及「ものすごいムダ」
そして、野党が最大のターゲットとにらむ“予算のムダ”が「政府の基金」。
特定の政策を対象に資金を積み立て、何年にも渡って運用する仕組みです。
立憲民主党 川内博史 議員
「今年400億円を積む必要なんか全然ない。ものすごいムダです」
例えば「防衛装備品の輸出に関する基金」は、すでに800億円積まれていますが、来年度さらに400億円の積み増しを計上。
しかし、使い道が決まっているのは15億円だけなのです。そのうえ…
立憲民主党 川内博史 議員
「15億円と出ていますが、まだ契約はしていないでしょう」
防衛装備庁 石川武 長官
「15億円は認定したもので、その一部のみ契約を現時点ではしている」
立憲民主党 川内博史 議員
「一部というのはいくらか」
防衛装備庁 石川武 長官
「1億円です」
また、新型コロナのワクチン接種を補助する基金についても…
立憲民主党 岡本充功 議員
「1800億円もの基金を積んでるのは過剰。出荷してる分は700億円弱、1000億円返せるじゃないですか。あっという間に高額療養費の見直しのお金出ますよ」
立憲民主党は、こうした基金のムダは、約7.8兆円にのぼると試算。そこから捻出した財源を教育・医療・介護などの予算に回すべきだと主張しています】とTBSが報じています。
野党の立民「安住委員長の仕切りで、関係省庁の高級官僚が(急ぎ答弁するよう)走るようにと指示されたり、走りながら答弁するな等」厳しく指導を受けていました。
この話の全般は「与党の安倍派会計責任者の予算委員会招致」でしたが、「本人は予算委員会に出席しない」旨返答済みですから、実現しそうも有りませ。さて、本題の「予算案組み替えで未使用の基金の積み増しが不必要だ」としても実現するかは予断を許しません。しかし、「遣り繰りを必要な分野に予算を付ける余地はある」と国民い広く知らせたことは、今後の参考になるかも知れません。期待しています。
写真:4日 予算委員会での石破首相
TBS NEWS DIG:
石破政権が少数与党となった国会。新年度予算案や裏金問題などをめぐり、今までとは違う、論戦が展開しています。
かみ合わぬ議論…“裏金”参考人招致で石破総理は
4日の予算委員会。この日は、石破総理の68歳の誕生日。
石破総理
「俺の方が(中谷)元ちゃんより1歳上になっちゃった」
リラックスムードの石破総理でしたが、いまだ真相が分からない裏金問題の追及が始まると、表情は一転。
立憲民主党 大西健介 議員
「裏金問題の全容解明、それに対する石破政権の本気度が問われている」
野党の要求は、まず、安倍派の会計責任者を国会に呼ぶことです。
これまで国会の政倫審で釈明した安倍派の幹部らは、口をそろえて裏金作りへの関与や、事務方への指示などを否定。
しかし、有罪となった安倍派の会計責任者・松本淳一郎元事務局長は、2022年8月の幹部会合で裏金作りにつながる「キックバック」の再開が決まったことを、裁判の中で証言しているのです。
立憲民主党 米山隆一 議員
「松本元事務局長と自民党の国会議員の証言は食い違っている。(松本氏は)刑事的制裁がある中で言ったことで、そっちのほうが真実に近いでしょう」
松本氏の参考人招致は野党の賛成多数で決まりましたが、松本氏は拒否。
野党は、石破総理からも出席を働きかけるよう求めましたが…
石破総理
「『自民党総裁としてはどうなんだい?』ということかもしれないが、(松本氏は)清和政策研究会(安倍派)が雇用していた方で、自民党が雇用していたわけではありません」
あくまでも安倍派の責任で判断すべきだということでしょうか。いまだ議論がかみ合わない裏金問題。
野党先導で変わる国会 「省庁別審査」で指摘の“ムダな予算”
一方で、少数与党の国会で“異変”が起きている予算審議。差配する委員長は、“野党議員”です。
立憲民主党 安住淳 予算委員長
「もう時間がないんですよ。ちょっと…小走りに、急いで来て」
野党の要求により、今国会で初めて導入された「省庁別審査」のひと幕。
「省庁別審査」とは、115兆円を超える新年度予算案の具体的な中身を省庁ごとに検証し、無駄を見つけ出す試み。
3日間で16の府省庁などと質疑を行うため、時間的余裕がないのです。
こんな場面も…
デジタル庁 楠正憲 統括官
「あの、どうしても各団体の...」
安住委員長
「歩きながら話しちゃダメ」
これまで与党多数の国会では、与党側の予算案がそのまま通りましたが、“少数与党”では、野党が指摘する問題点にも向き合わざるを得ません。
まず指摘された“ムダな予算”は、低所得世帯に3万円を給付する際の事務費。
政府は、あわせて374億円の事務経費を計上する一方で、作業を効率化するための新たなシステムに20億円をかけましたが…
立憲民主党 馬淵澄夫 議員
「いくつの自治体が(新システムを)利用しているか」
デジタル庁 楠正憲 統括官
「現時点は4団体。2月末までに15団体が利用開始する予定」
立憲民主党 馬淵澄夫 議員
「(1741のうち)4自治体ですよ、0.2%ですよ」
全国の自治体のほとんどが利用していない実態が明らかになりました。
馬淵議員は、新システムの活用を徹底させれば、400億円近い事務費の半分を削れるはずだと指摘しました。
「政府の基金」の“ムダ” 野党が追及「ものすごいムダ」
そして、野党が最大のターゲットとにらむ“予算のムダ”が「政府の基金」。
特定の政策を対象に資金を積み立て、何年にも渡って運用する仕組みです。
立憲民主党 川内博史 議員
「今年400億円を積む必要なんか全然ない。ものすごいムダです」
例えば「防衛装備品の輸出に関する基金」は、すでに800億円積まれていますが、来年度さらに400億円の積み増しを計上。
しかし、使い道が決まっているのは15億円だけなのです。そのうえ…
立憲民主党 川内博史 議員
「15億円と出ていますが、まだ契約はしていないでしょう」
防衛装備庁 石川武 長官
「15億円は認定したもので、その一部のみ契約を現時点ではしている」
立憲民主党 川内博史 議員
「一部というのはいくらか」
防衛装備庁 石川武 長官
「1億円です」
また、新型コロナのワクチン接種を補助する基金についても…
立憲民主党 岡本充功 議員
「1800億円もの基金を積んでるのは過剰。出荷してる分は700億円弱、1000億円返せるじゃないですか。あっという間に高額療養費の見直しのお金出ますよ」
立憲民主党は、こうした基金のムダは、約7.8兆円にのぼると試算。そこから捻出した財源を教育・医療・介護などの予算に回すべきだと主張しています。
(引用終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます