15日(現地時間)国連の安全保障理事会は緊急会合を開き、子どもを含む民間人に甚大な被害が出ているパレスチナ自治区ガザ地区全域で、緊急かつ持続的な戦闘の「人道的休止」を呼びかける決議を賛成多数で採択したと報じられました。何度目の採択になりますかね? 残念ながら日本政府はこれまで米国の政策追随で積極的な「停戦或いは一時休止」には関わっていません。⤵ ⤵
この安保理による「人道的休止」が機能することを願うばかりです。
写真:住む家を失った人たちが暮らすテントの前で子どもを抱えるパレスチナの女性=パレスチナ自治区ガザ地区で2023年11月15日、ロイター© 毎日新聞 提供
毎日新聞:
国連の安全保障理事会は15日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘をめぐる緊急会合を開き、子どもを含む民間人に甚大な被害が出ているパレスチナ自治区ガザ地区全域で、緊急かつ持続的な戦闘の「人道的休止」を呼びかける決議を賛成多数で採択した。 国連の安全保障理事会は。10月7日の戦闘開始以降、安保理が一致した対応を示したのは今回が初めて。
決議案は非常任理事国を代表してマルタが提出した。日本を含む12カ国が賛成し、米国、英国、ロシアの3カ国が棄権した。反対はなかった。米英は決議の意義を指摘した上で、棄権理由について「ハマスへの批判がない」などと説明し、ロシアは「休止」よりも強い意味合いがある「人道的休戦」を求めるとした。
決議では国連や赤十字国際委員会(ICRC)などがガザ全域で人道支援を安全かつ継続的に実施するため、戦闘の「人道的休止」と人道回廊を十分な日数確保するよう求めた。また、ハマスを名指しして人質を即時かつ無条件で解放するよう訴えた。
安保理は10月中旬以降、パレスチナ情勢をめぐる四つの決議案を採決にかけたが、米国や中国、ロシアによる拒否権行使などでいずれも否決されていた。今回の決議は安保理で政治的対立を生みにくい人道問題、特にガザの子どもたちの心身の健康や教育への影響に焦点を当てることで、大国による拒否権の使用を回避した。
国連開発計画(UNDP)が9日発表した報告書によると、ガザの死者約1万1000人のうち、子どもは約4500人を占める。グテレス事務総長は「ガザは子どもたちの墓場になりつつある」と述べ、即時停戦を訴えてきた。安保理が行き詰まりを見せる中、国連総会は10月27日に「人道的休戦」を求める決議を採択した。【ニューヨーク八田浩輔】
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