17日、国際刑事裁判所(ICC)は「ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に逮捕状を出した」そうです。
ICCは合わせて、ロシアのマリア・リボワ・ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)に対しても同様の疑いで逮捕状を出したそうです。
昨年来のロシアによるウクライナの侵攻で「ウクライナの子供さんたち(一説では6000人余り)が大勢ロシアに連れ去られた」事に対する犯罪が西側規準で認められたという事でしょうかね?!
傑作なのは、この逮捕状に対しロシアのドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は17日の記者会見で、同国はICCの管轄権を認めておらず、逮捕状は法的に「無効」と言い返した事です。
ICCの「指摘する様な事実は無い」と否定ではなく、「ICCの締結国ではないので適用されない」と答えては「やった事にICCの逮捕状に効力は無い」と事実行為が有っても追及される事にはならないと開き直っています。ICC加盟国にプーチン大統領が立ち寄れば「子供誘拐罪?で逮捕もあり得るわけです」。やたら国際会議に出歩くわけにも行きませんね。
今回のウクライナ侵攻でロシアのウクライナ或いはNATO連合に「無条件降伏」は考えられませんから、死刑は無いでしょうが、プーチン大統領にとって不愉快の種の一つには間違い有りません。
写真:ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(2023年3月17日撮影)。(c)Mikhail METZEL / SPUTNIK / AFP
AFP/BB News:
【AFP=時事】(更新)国際刑事裁判所は17日、ウクライナの子どもの違法連行をめぐる戦争犯罪の疑いで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に逮捕状を出した。
ICCは合わせて、ロシアのマリア・リボワ・ベロワ大統領全権代表(子どもの権利担当)に対しても同様の疑いで逮捕状を出した。
ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク長官はソーシャルメディアへの投稿で、「これは始まりにすぎない」と指摘。同国のアンドリー・コスチン検事総長もICCの決定を歓迎し、「これはウクライナと国際法制度全体にとって歴史的決定だ」と書き込んだ。 【翻訳編集】AFPBB News
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