14日(日本時間15日)ユニークで奥深い研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の受賞者が14日(日本時間15日)、発表されたと報じられました。その報道をTVニュースの映像で見ました。
電流が流れるはしやストローを使って味覚を変化させる研究に取り組んだ宮下芳明(ほうめい)・明治大教授(47)と中村裕美・東京大特任准教授(37)が「栄養学賞」を共同受賞したそうです。
難しい事は判りませんが、春先「塩分を減らす魔法の調味料」を紹介するTV番組を見て「唐辛子」が舌が塩分を強く感じさせる事をしりました。
そんな下知識が有ったものですから「電気的に舌の味覚度を変えるのを研究している人がいたのだなー」と感心しました。TVでは副賞?に10兆ジンバブエドル紙幣を送られたそうです。ジンバブエは数年前大変なインフレで紙幣を持ち運べないので「パックに入ったタバコ」を日々の売買に使っていたとか。
それは置いておいても、日本の研究者の受賞は17年連続となったそうで、真面目にささやかな事を研究される学者さんに尊敬の念を捧げます。
写真:電流が流れるようにした2本のストロー(宮下さんらの論文から)
© 読売新聞
読売新聞オンライン:
【ワシントン=冨山優介】ユニークで奥深い研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の今年の受賞者が14日(日本時間15日)、発表された。電流が流れるはしやストローを使って味覚を変化させる研究に取り組んだ宮下芳明(ほうめい)・明治大教授(47)と中村裕美・東京大特任准教授(37)が「栄養学賞」を共同受賞した。
イグ・ノーベル賞はノーベル賞のパロディー版で、米国の科学雑誌が主催している。日本の研究者の受賞は17年連続となった。
明治大の大学院生だった中村さんと、指導教官だった宮下さんは、受賞対象となった研究を2010年以降に本格的に始めた。電流の刺激を加えると味覚が変わることは知られていたが、食事の際にその効果を活用できるようにするため、食器に電流を流すことを思い付いた。
微弱な電流が流れるストローやはしを使って飲み物や食べ物を口に入れると、塩味が強まったり、金属の味がしたりと、味に変化が出ることを確認。味覚を変える新しい手法として、論文を11年に発表した。
宮下さんの研究室はその後、キリンホールディングスとの共同研究で、減塩食の塩味を強めるスプーンとおわんを開発した。年内にも商品化される予定だ。
宮下さんは「この12年間の大きな進展全体を評価してもらったと思う」と受賞を喜び、中村さんは「健康とおいしさを両立させる技術をさらに発展させていきたい」と意気込んだ。
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