王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

横浜駅東口で通り魔 2歳児刺傷

2007-05-26 07:37:48 | 生活(地域)
逮捕の女が意味不明な供述 横浜駅地下街の通り魔事件(共同通信) - goo ニュース

昨日の横浜は朝から雨 昼過ぎ知人が遊びに来て「磯子の放火からはや1ヶ月だね。 犯人は捕まらないね。横浜も段々土地柄が悪くなって来て、困ったもんだ」
なんて話し合っていたら「ラジオのニュース」が横浜駅東口の通り魔事件の報道をした

なんだこりゃ!
昨日昼前横浜駅東口(そごうデパートのある方だよ)、親子三人が買い物か遊びに来ていた
29歳の女が突然2歳の女児を抱き上げ母親が「何をするの!」と注意すると突然ナイフで女児の右背中を刺したらしい
母親の必死の反撃と運良く非番の警察官2名が通り掛かったので女を取り押さえた
女児も看護婦さんが近くにいて応急処置をしてくれたらしい 怪我は重いが命に別状は無い程度との事 それにしても痛かろうしびっくりしたと思う
一日も早い回復をお祈りします

まだ詳細はわからないが犯人の女は「精神科に通っていた様で、子供が私を狙っているようだ」見たいな訳のわからない事を口ばしっているらしい
殺人未遂にも見えるが裁判の先が「精神鑑定」とか「心神喪失で無罪」とかいやな先行きが頭に浮かぶ

ほんとに横浜も土地柄が悪くなってきた 残念だし不愉快だし子供さん連れのご婦人は不安であろう

共同通信:
JR横浜駅東口の地下街で大橋奈々ちゃん(2)が刃物で背中を刺されて重傷を負った通り魔事件で、傷害の現行犯で逮捕された新潟県三条市の女(29)が戸部署の調べに対し「子供に手をかまれてしまうと思い、自分を守るためにやった」などと意味不明な供述をしていることが25日、分かった。同署は、刑事責任能力に問題がある可能性があるとみて慎重に調べている。(引用終わり)
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ベビーカー挟み電車発進 間一髪セーフ

2007-05-25 06:57:17 | 生活(地域)
ベビーカー挟み電車発進、4か月男児と母軽傷…JR神田駅(読売新聞) - goo ニュース

爺はこのニュース、昨日夜の報道ステーションで見ました
JRの神田駅で午後3時前山手線に乗ろうとした母親の(押す)ベビーカーの右車輪がドアに挟まれたが、電車は走り出しました 運良く近くに居た2人が非常ボタンを押してくれた上、別の会社員が赤ちゃんをベビーカーから取り上げた 赤ちゃんはおでこに擦り傷、母親は引き倒され腰に打ち身程度で済んだとの事
不幸中の幸いでまずは良かった良かった

TVでは駅員がホームに配置されていなかった、車掌から前3両目はTVカメラが見にくいとか(非難めいた)論評をしていた。 続いてJRの広報官が「巾2センチ閉まらなければ運転席に警報が行く」とか「車掌による目視の徹底をーー」なんて流していた

でも爺に言わせればこの事件は「発車間際の駆け込み乗車」が原因でないの?!

3時前の神田駅、朝のラッシュ時とは異なりホームは空いていたのでないか?
発車のベル?(高田馬場では鉄腕アトムの曲を流しているけど)か放送に急かされてドアに突進したのでないか? 前輪の一部が挟まれたのであるから「ドアは閉まり出していた様に見える。車掌の見落としで見切り発車ならベービーカー本体か母親の体の一部が挟まれたのであろう」
こんな事をJRの広報官が指摘し「ベビーカーでの駆け込み乗車は危険ですからくれぐれもやらない様に、お客様のご理解とご協力をお願いします」と慇懃に語ったら「非難、罵詈讒謗」が殺到するだろうね

お母さん--赤ちゃんを立派に育てているだけで今日では有り難い 
でも自分の不注意で怪我一つさせず育て上げるには真剣な注意がいります
「ベビーカー」は自分の目の位置から50センチから1メートルは前に出ているのです 横断歩道でも曲がり角から大通りへの進入でも注意が必要です 結構脳天気に押して歩くお母さん達を見て冷やりとしています

今回は非常ボタンを押した人とベビーカーから赤ちゃんを取り上げた人(ここでも疑問--母親は安全ベルトを掛けていなかったのか? ベルトの無い古い車?、素早くベルトを外した?)3人の連携で惨事を防げた 皆さん有り難う

読売新聞:
24日午後2時45分ごろ、東京都千代田区のJR神田駅で、山手線内回り電車(11両編成)が、ドアにベビーカーの前輪を挟んだまま発車、約20メートル走って緊急停止した。

 ベビーカーには生後4か月の男児が乗っており、ホームにいた男性会社員(41)が電車が停止する直前に助け出した。男児は頭に軽い擦り傷、母親(27)も電車を追いかけて転倒し、腰に軽い打撲傷を負った。

 警視庁万世橋署によると、母親がベビーカーを押して、前から3両目に乗り込もうとした際、ドアが閉まり、ベビーカーの右側前輪の足の部分が挟まれた。電車はベビーカーを引きずって走り出したが、近くにいた2人がホーム上の非常ボタンを押したため緊急停止。居合わせた男性会社員が男児をベビーカーから取り上げるなど、周囲の連係プレーで大事に至らなかった。電車は10分後に運転を再開した。
(引用終わり)

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今野敏 「隠蔽捜査」 を読む

2007-05-24 07:06:42 | 本を読む
週刊誌の書評で今野敏「隠蔽捜査2 果断」の紹介があったので、早速横浜市図書館の予約部門にPCから入り込む。なんと160人待ちである 10冊ほどあるから16人/1冊待ちなんて感じ
爺は今野敏さん 好きですよ 特に湾岸警察署安積班シリーズ 面白いですよ

番が来るのは秋風の頃であろう。そこで前作の「隠蔽捜査」を借りる事にした
ところで数ページ読んだ所で、どうもTVの警察ドラマでこの春(まだ野球中継が始まる前に)見たような気がする
主人公の男優は名前が思い出せないが、妻役が原田美枝子さんだったと思う
無理の無い脚本でよく作ったなーと爺が見てしまったのは、原作が良かった性だな

さて主人公竜崎信也(46)は東大卒の警察官僚(俗に言うキャリアー)だ
警察庁長官官房総務課長の要職についている 庶務、担当事案の割り振り、国会・閣僚などの質疑の受付、そのほかに広報もその一つ
今朝も朝食をとりながら新聞で「足立区綾瀬の殺人、被害者は暴力団員」であると
知らないでは済まされない 登庁すると、被害者は80年代終わりに起きた「誘拐、監禁、強姦、殺人」の実行犯の一人であると知らされる
おいおいこんな事知らないでは「マスコミ対策」が立たない

入庁22名の同期(しかし私大卒と軽蔑している)にして小学校の同級生、今は警視庁刑事部長の伊丹俊太郎を朝一番で呼びつける
しかし彼は「警察庁の刑事局には連絡している。サツチョウ(警察庁)の横の連絡の問題だろう」と言い切る
その後、上司?の参事官に呼び出され「綾瀬殺人事件」につき問い質されるが伊丹との会話を元に説明を果たし、事なきを得た

その足で刑事局捜査第一課課長坂上栄太郎の「連絡不備」を抗議に行くが「暴力団の抗争との事で組織犯罪対策部に報告済み」とにべも無い返事。 「過去の事案に関係していたら」との抗議もかみ合わない

そうこうする内に「さいたま市内で拳銃による殺人事件がおきる」、この被害者も先の強姦、殺人の犯人側関係者である 二人とも犯行時は未成年のため比較的軽い罪で社会に戻ってきていた そこを拳銃で殺された

続いて大森で鈍器による殺人事件、被害者はホームレス殺人事件で(未成年のため)保護処分により2年少年院に入り社会復帰していた
僅か半月も経たない内に連続殺人ではマスコミがすでに騒ぎ出し大森の件が加わっては大騒ぎ必定。 対策を講じなければならない

さて職場ではエリートである竜崎は「家庭の事は全て妻に任せる」として一切を省みない

娘は大学生、就職活動に忙しい。元上司の大阪県警部長の息子との結婚話に今ひとつ乗り気でない。弟は大学浪人中、私大に現役で合格したが「東大にあらざれば大学でない」との竜崎の方針で予備校通い。その息子が部屋で「ヘロイン付き煙草」をやっている事を竜崎は知ってしまった

さて仕事の方は「それぞれの殺人事件とも被害者側の怨恨による報復殺人の線」は捜査の結果全て消えた

竜崎は部下との会話で思いつく「この事件には特定のパターンがある。中三日開けて四日目毎に三件」中三日の勤務と四日目の非番、この勤務形態を繰り返す
なななんと---現場警察官の勤務形態ではないか?

他人には言いかねて刑事部長伊丹に面談し思いを打ち明ける
なんと伊丹は竜崎の話を情報のリークと思ったようだが「実は大森署の警察官地域課係長を参考人として呼んでいる」事を打ち明ける

話のついでに竜崎は「息子のコカイン喫煙の話」をするが伊丹は「もみ消して何も無かった事」にせよと勧める

これを期に伊丹は竜崎を避け、職場の上司も彼を呼び出さなくなる どうやら、「警察官は全面自供したが警察上部が迷宮入りを指示」したようである
この手は「国松警察庁長官が銃撃を受けた事件でも小杉巡査長が自供したものを公安部が隠蔽をはかった、が内部告発で隠蔽がばれ公安部長が更迭された」

伊丹の苦悩をみると、どうやら今回も隠蔽を指示された居るらしい
竜崎は参事官に話を通し、「事実を明らかにする事を進言する--刑事局捜査一課長坂上の独断による隠蔽と彼に責任を押し付けて」
警察庁刑事部長による真実の公表はマスコミ受けして警察庁上部は無傷ですんだ 総務課長としての職責は全うした

一方家庭内の事だが、真実の公表の日、息子は妻に付き添われ最寄署に自首をした
梅雨の頃(一月以上も経って?)息子の罪は最も軽い「保護観察処分」と決まった
竜崎は官房長から「家族の犯罪で懲戒免職は無いが、監督責任は有ろう。今回の現職警察官殺人事件でよい働きをした その点を考慮して」という事で「今回の警察官による殺人事件で左遷された大森署の署長の席」に異動を言い渡された
娘は就職を希望、縁談は若い二人の間で自然消滅した様子である。息子は「ジャーナリストを目指したい」と馬鹿な父は「三流は許さない。東大を卒業して一流になれ」だと

大森署でも何かが起こりそうです
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爺の余計なお世話

2007-05-23 07:36:06 | 生活(地域)
昨日は野暮用があり自宅を10時過ぎに出た 久しぶりにすっきりと晴れ爽やかな朝だ 家の前の公園では赤い運動帽を被った小学生の低学年の児童が集まり遊んでいる

家を出て公園の角を曲がるとその赤い帽子の小学生が男女2名ずつで4名が「道に迷ったかどこかを探している風」に見えた おせっかいな爺は直ぐ声を掛けた
「何処か探しているの?」「コンビ二に行きたいのです」「それなら一番近いのはここを下ってバス通りに出てーーーセブンイレブンがあるよ」「そうじゃないんでーす、ローソンに行きたいの」「ローソン、ローソンね はて何処にあったか?」
ふとリーダーと思われる女児が画板を持ちその画板にA4ほどの「付近の地図」が挟んであるのに気づく なるほど「出発地の公園と小学校とコンビニがいくつか」描いてある
ああ判った あそこのローソンか 「それならここをこう行けば着くよ」「駄目なんです」「どうして?」「もう道を決めてしまったから」

そういえば地図上の道路には赤鉛筆で色が塗ってあり、それに従って尋ね歩くという学習?の様だ 小学1年生では無理な話で体の大きさと合わせ考えれば2年生位であろう

しかし地図には方角が入ってないし地形と地図の南北が反対なのでこれでは1日掛かってもローソンには着かなかろう

そこで爺はリーダーとおぼしき地図をもつ女児に自分の立っている位置と地図の方位を合わせ4人組の現在位置を確認させた
会話にすれば2-3分であろう  その間一人の男児はやや離れた位置でしきりに「どんどん行こう」と叫び違う方向に歩き出そうとする ああこれが皆と行動を共に出来ない「困ったチャン」なのかと思い「そっちへ行っても着かないよ」と諭す

目的のローソンは爺が駅に出ようとする道筋の途中にある
そういう訳だから爺が一緒に行こうと提案したところ:
リーダーとおぼしき女児は「いいです」と丁重な断りを言った

そうか「変なオジサン」には気をつけなさいとでも言われているかと苦笑してグループを離れた
でも気になるので足を緩めて先を歩くと後からついてくる様子が感じられる
でもローソンまで道半ば2度目の曲がり角を過ぎると後ろに居なくなった
あとは一本道なのに。しばらく待って見るが現れなかった

目的のローソンの横を通り過ぎる時、別のグループの赤い帽子が2組ほど集まっていた そうか! 社会科の授業か何かで地図を見ながら自分達の決めた道を辿って目的地に向う 途中で大人に聞いてはいけなかったのかも知れない?

でも出発直後に方向を失い、順路途中で脱線しあのグループはどうなったのであろうか
昼過ぎ用足しを済ませ自宅に戻ったがパトカーや派出所バイクの出動騒ぎを聞かなかったから何とかなったのであろう
平和な地域ののんきな話でした

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スズメ、カゴ越しにえさ

2007-05-22 08:00:24 | 社会
立てこもりの上警官射殺や高校生が母親の首を切断したり殺伐な事件が新聞の紙面に溢れています
少し古い話になりますが、ほのぼのとするお話を紹介します

大阪府旭署のエレベーター式車庫に子スズメが閉じ込められたらしい 「チュンチュン」と声が聞こえる親鳥が周辺を飛び回っていて署員が気づいた
その時は車庫内に子スズメは見つからず、翌17日になり基底部に潜り救い出した

子スズメはぐったりしてえさを取る力も無く、死んでしまうのでないかと危ぶまれた 子スズメを育てた経験のある署員の発案で「カゴを庁舎の外に置いた」
すると親鳥が飛んできてカゴの外のえさを口移しで与えるようになった
(すっかり元気を取り戻したので)2-3日後には離す予定との事

19日の夕刊記事であるから子スズメは「かごの鳥」から開放されているかもしれない

鳥にはやさしい大阪人と茶々を入れているブロガーがいた
その心は:紙面ではスズメの話の左となりに「バイクのヘルメット入れに幼児を閉じ込め死亡させた母親とその母の再婚相手が逮捕された」話しが貼り付けられていた
つまりスズメ以下の人間がいると「皮肉の効いた」紙面構成になっている

朝日新聞:
大阪市旭区の大阪府警旭署で、車庫の地下部分に落ちた子スズメが署員の手で救出された。保護されたかごの中でぐったりし、署員をやきもきさせたが、かごを外に出すと親鳥と見られるスズメが現れて金網越しに口移しでえさを与え始めた。子スズメはすぐに元気を取り戻し、羽ばたきの練習も始めている。
子スズメがエレベーター式車庫の地下部分に閉じこめられたのは16日夕のこと。「チュンチュン」という泣き声が聞こえ、親鳥が周辺を飛び回っていたことから署員が気づいた。車庫内を捜し回ったがなかなか見つからず、翌17日になって1人が基底部に潜って救い出した。

 一時はエサを与えても食べる力がなく、署員たちは「死んでしまうのでは」と危ぶんだ。しかし、自宅で子スズメを保護したことのある総務課の田上哲夫課長の発案でカゴを庁舎の外に置いたところ、親鳥が飛んできてカゴの外のエサを口移しで与えるようになったという。(引用終わり)
写真:子スズメにえさを与える親スズメ 朝日新聞
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