王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

特待制度 376校 即時廃止の影響は?

2007-05-04 07:55:46 | スポーツ
特待制度最終発表 高野連の責任は?(スポーツニッポン) - goo ニュース

先月20日いわゆる野球特待制度を活用している高校の存在が問題となり約4200校に及ぶ高校の調査が高野連で決定し回答締め切りが5月2日とされた

連休前から野球強豪の私立高校の名前が挙がり連休前半にはその数がどんどん増え3日の朝には2百十校 そして今朝の最終発表に拠ると376校 7920名になった

ある報道では途中経過を4200校に対し6%に上るとしたが、その例に倣えば約9%になる しかしその表現は正しくない なぜなら公立高校は野球特待制度を運用するのは難しい筈で私立高校の数を母数にして表現しなければその実態を瞬時に表すことにならない
下に参照した記事では私立高校の50%に及ぶそうだ
高野連会長は「憲章第13条により特待制度は平成10年度?と平成17年度にも禁止の通達をだしている 選手と金の問題は戦前からあるところ(だから厳しい高野連の)処置を理解して欲しい」 との事らしい
該当選手は即資格停止の所特待制度打ち切りと対外試合出場停止1ヶ月の温情ある処置」の様である

爺の様に特に夏の甲子園球場での高校野球をTVで観戦するくらいの者には高野連のかたくなな態度と通達を出しっぱなしで実態を検証しない態度と50%に達する私立高校の現場を切り捨てにする態度がわからない

そもそも西武球団が高校生に金を渡していたのがバレて専大北上高校の野球部がついには解散との手に出た プロ野球と高校生の金銭収受が主であって専大北上は偽装解部(後ほど新規加盟が認められる)でないかとの疑惑も晴れていない
いわゆる「特待制度」はこの調査過程で判った副産物なのである
私立高校の半数、しかも甲子園優勝経験のある強豪がこの様な事をしていたのを見抜けなかったとしたら高野連役員は徳川幕府の並び大名程度の知性と責任感であろう
どこかで主産物をおき忘れ副産物に取り組んだように見える とても一挙に両方を処理する能力はなさそうなので高野連の見直しが必要なのであろう

全国高校生の野球教育を朝日と毎日新聞をトップに据える高野連があることが今では変則である
在野の賢人が専大北上の時から書いている それほどアマチュアが尊いならサッカーに習いプロを目指す組織とアマを通す組織と二階建てもあるそうだ

一端決めてしまうと条文を変更できない それは原則として附則で弾力的に運用できない日本人 野球憲章と日本国憲法 重さは違うが思考の回路が良く似ている
 
スポーツニッポン:
日本高校野球連盟は3日、日本学生野球憲章に違反するスポーツ奨学、特待制度の最終調査報告を行った。憲章違反の申告校は高知を除く46都道府県で計376校に上り、制度の適用を受けていた硬式野球部員は7920人となった。この日、新たに発表されたのは甲子園優勝経験を持つ常総学院、帝京、岩倉(東京)、大体大浪商(大阪)など42校。2日までに判明した横浜(神奈川)などと合わせると甲子園優勝校は25校に膨れ上がった。公立校では唯一、福翔(福岡)が申告した。加盟する私立校の約半数に当たる375校が申告したこともあり、高野連は私学校長を中心とする「特待生問題検討私学部会」の設置を発表。24日に第1回部会を開き、憲章の精神を尊重した上で各校の奨学制度運用について意見交換することを決めた。(以下略)
コメント (7)
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