王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「腹腹時計」上映に右翼抗議

2007-05-30 06:40:01 | 生活(地域)
昨日火曜日は店番が休みなので午後3時半頃自宅を出て散歩がてら、領内お見回りならぬぶらぶら歩きをした
北よりの風が吹き長袖でも肌寒い感じ。 爺は軽いウインドブレーカーを着て低温対策は万全である

さて谷本川(鶴見川の上流)を青葉区役所の近くに差し掛かると何か騒々しい
マイクがなにやら叫んでいるし、音楽も風のまにまに流れてくる
何と青葉区役所と青葉公会堂(通りに沿って南北に隣り合わせ)の歩道に警察官と30-40名と後ろのほうに機動隊の面々がいる 
珍しい物好きの爺は川辺の遊歩道をはずれ直ぐ見に行った

どうやら青葉公会堂で催し物をやっているようでそれが「右翼の諸氏の意向にそぐわない」らしい 風にのって「極左のば○どもがーー」とか「天皇陛下を貶め」そして「上映をやめろー」「やめろー」と先頭の街宣車が叫ぶと後に続く車も「やめろー」と叫んで公会堂前の県道を低速で走り抜ける

そうか、車を停めると交通違反、マイクの音が大きすぎれば騒音防止条例違反かなにかでチェックが入るので「流しの抗議」の様である
公会堂の前を過ぎると辺りを一周して現場に戻ってくるという行動を繰り返している様だ ときおり街宣車の後ろをパトカーが付ける 
警官は右翼より多そうだから「公会堂」で何をやっているか覗きに行く

警察官の後ろには黒いスーツを着た男数名がカメラを持ち待機している
「あーこの人達が公安か」と思いながら中に入ると左のスポーツジムと多目的フロアは社交ダンスの講習会 さては右側かと思いのぞくと会議室の前に「映画 腹腹時計」の案内がでていた
判った! 右翼はこの映画の上映に抗議をしているのだ

うろ覚えだけど「腹腹時計」は1974年頃東京の三菱重工のビルを爆破した極左テログループが「手製爆弾を作る為の教本」の名前だったと思う
「映画 腹腹時計」は上の話を下敷きに渡辺文樹監督が2000年頃自主制作した映画でないか
爆破グループの背景にはKCIAがいたり、爆弾で昭和天皇の列車を爆破しようなんて筋書きなものだから右翼が怒り一般の映画館では上映できない 公営の施設でもお断りが多いとか そこで借りられる施設で1-2日だけ「ゲリラ的に上映」して次の場所に移るらしい

青葉公会堂がかかる事情を承知の上で会場提供をしたならば、一つの見識であろう
でも警察官4-50人も動員して半日会場付近の警備に当たるのは金(税金)の掛かる話である
「知らずに貸した」としたら初心な話だがそうならこんなに警官は集まらないよな

もっとも斜め前が青葉警察署だから面子に掛けて治安を維持したのか?

何人くらいの人が見たのであろうか
散歩の帰途5時頃にもまだ警戒の警官はいたし10トンくらい有りそうなフルハーフボデーを黒塗りにした街宣車が来ていた 気色悪いー
今朝まで何も聞かぬから衝突やいざこざは無かったようだ めでたしめでたし?!


コメント
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