昨日の記事で良く分からなかったのは、何で公務執行妨害容疑で逮捕された筧真一容疑者が殺された女性とけがをした男性を襲ったのか?という点でした。
この記事によれば、容疑者(今では女性に対する殺人罪と男性に対する殺人未遂容疑も加わっています)は、事件の前日の5日朝、被害にあった男性パート従業員から「仕分け業務について注意を受け口論していた」事が判りました。
おそらく「荷物の仕分けは以て丁寧に」てな事でしょうか?! 「口論は喧嘩に発展、殺害された女性が仲介に入りましたが、筧容疑者の手が女性に当たり、、上司の勧めで警察に相談していた」との事。警察沙汰はともかく、筧容疑者は「このトラブルでヤマト運輸を解雇されました」
改めて、パートの社員の身分が軽い事に驚きました。「仕分け仕事の丁寧な扱いについて注意を受け、口論に留まらず、喧嘩沙汰は即解雇!」の様です。
或いは、これが初めてでないのかも知れません。、筧容疑者を知る人が「まっすぐだが、どこか違っている点がある人」と言ってました。昨日書いたように真っすぐだけど、遊びやしなやかさに欠けている点を見抜いていたのかも知れません。
前日の喧嘩を止めに入ってくれた女性を「刃物で数回刺す」のも異常なら「注意してくれた男性を営業所内で車で執拗に追いかけた」のも異常です。その上、「人を刺すなどさんざんな事をした」と認識したうえで「警察車両に体当たり」とはこれも話の筋は読めても、解決策としては駄目ですね。
この人の性格には素人目にも歪んだところを感じます。
改めて、巻き添えで殺された女性の方に哀悼の意を捧げます。 合掌
写真:ヤマト運輸の神戸北鈴蘭台センター(ネットより)
毎日新聞:
「ヤマト運輸神戸北鈴蘭台センター」(神戸市)でパート従業員の男女2人が殺傷された事件で、公務執行妨害の疑いで逮捕されたヤマト運輸の元パート従業員、筧(かけい)真一容疑者(46)が事件前日の5日朝、被害に遭った男性パート従業員(60)から仕分け業務に関して注意を受け、口論していたことが捜査関係者への取材で明らかになった。筧容疑者はこの日に解雇された。兵庫県警は7日午後にも、男性への殺人未遂容疑で筧容疑者を再逮捕する方針。
捜査関係者によると、5日朝、筧容疑者はこの男性から荷物の仕分け方法について注意を受けて腹を立て、けんかになったという。殺害された広野真由美さん(47)が仲裁に入ったが、筧容疑者の手が当たったため、広野さんは上司の勧めで神戸北署に被害を相談していた。筧容疑者はこのトラブルが原因で5日に解雇されたという。
筧容疑者は「解雇されて腹が立った。人を刺すなど散々なことをした」と供述しており、県警は事件前日のトラブルに着目して捜査している。
県警によると、筧容疑者は6日午前4時過ぎ、包丁を持ってセンターを訪れ、勤務中の広野さんの腹部などを複数回刺した。広野さんは死亡。近くにいた男性ともみ合いになり、男性も左手を切られて軽傷を負った。男性が逃げると、筧容疑者は乗用車に乗って追い回しており、県警は筧容疑者が2人に対して一方的な恨みを抱いた可能性があるとみている。【韓光勲、中田敦子】