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2014 7/20の拝観報告5(聚幸菴)


写真は、公開時の外観

松きちさんを出て、少し西に行くとホテル アマービレがあります。
この北側に隣接しているのが、今回”海フェスタ 京都”に合わせて特別公開中の”聚幸菴”です。

明治時代の数寄屋建築で、当寺は海軍関係者の定宿だったそうで、東郷平八郎や秋山真之も来ていたそうです。
どうやら当時は松栄館といったようです。
それが以前はアマービレの結婚式場として使われていたりしたそうですが、老朽化で近年は閉鎖されていたそうです。
今回、全面的に清掃をして、当寺を偲んでもらおうと公開されたそうです。

内部の詳細は明日、本編を掲載します。

確かに老朽化しており、特に庭園などは見る影もなく朽ち果てています。
しかし欄間などの意匠をよくみると、各部屋で違いますし、丁寧に掘り込まれているものです。
元々ものは結構いいものなんだろうなというのは伝わってきました。

こういうものの管理って難しいですね。
失礼ながら今の舞鶴では、ちゃんと管理するだけの費用をかけても回収できないでしょう。
いや京都市内でも難しいかも知れません。

だからといって荒れ果てていくのを眺めているだけっていうのも・・・。

結局は南禅寺別荘群のような強力なパトロンが必要なんでしょうね。
そしてそのパトロンも時代の流れと共に移り変わってゆく・・・。
でもその数寄屋建築や庭園の美しさは、変わらずに保たれていく。

そう思うと”魅惑の美しさ”に思えてきますね。

さて聚幸菴に話しを戻します。
公開は8/3までの土日祝ですので、あとは7/27、8/2と8/3ですね。
今後も公開されることがあるかは不明ですが、なんとか維持管理されていって欲しいものです。

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満願寺


写真は、本堂(右)と文子天満宮(左)

日蓮宗寺院で、洛陽十二支妙見めぐりのひとつです。

アクセス
平安神宮の近くです。
平安神宮の前を通る冷泉通を東へ進みます。すると岡崎道との交差点に出ます。
これをさらに東へと進みます。約150m進んだ最初の交差点を右折します。
右折して約50m先の左手に表門があります。

拝観
拝観は無料です。
表門を入ると右手奥に庫裏、庫裏までの道の右手に古井戸の跡があります。
これは閼伽井(あかい)で、かつてここにあった法勝寺で使われていたものと云われています。
庫裏の前には俊寛の住居跡という俊寛僧都故居之碑、正面奥に祖師堂、左手奥に本堂があります。
本堂には本尊の釈迦如来像がお祀りされているそうです。
また門の左手には文子天満宮の拝殿と本殿もあります。

庫裏で洛陽十二妙見の御朱印が頂けます。
庫裏の裏手には庭園があるのが垣間見えます。
由緒書きによるとこちらも法勝寺時代からの遺構だそうで、厳島明神が池の中央にある庭園のようです。

2/3の法要前に訪れ、本堂にお参りさせて頂きました。
庫裏から入り、左手に進みます。
祖師堂の廊下を経て、本堂へ。
本堂内陣中央に日蓮上人像がお祀りされていました。
中陣の天井には剥落しているものの、龍図が描かれているようでした。
内陣の右手後方には鬼子母神像などが、左手後方には七面大明神像などがお祀りされており、内陣のちょうど背後には御真骨がさらに上には法華首題牌がかかっていました。
更にその奥にも付属した小部屋がありましたが、暗くて確認できていません。
釈迦如来像や多宝如来像がお祀りされているのかもしれません。

また本堂の左手には妙見宮がお祀りされています。

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