えっ!
阪神が優勝したんだ
ぜんぜん知らんかった
阪神とオリックスの選手で名前を知ってるのは
阪神の岡田監督だけやもんな
もうスポーツなんて全く興味なし
でも
ユーチューブで過去の落合選手のホームランシーンや
昔の相撲の取り組み
卓球の石川佳純ちゃんや早田ひなちゃん何かはよく見るよ
AKBよりよっぽどええわ
秋の夜長は寂しくて昔の事など思い出す
実家の裏木戸を出て松の防風林の小道を抜けると目の前は遠浅の砂浜で
月夜の晩は小島と小さな岬の海に輝く光の道が出来る
二階の六畳間で眠りにつくとさらさらと潮騒の音が聞こえて来る
実家を出て初めての一人暮らし
窓を開けると空地の先に阪急電車の鉄橋が見えた
こちらに向かってくるのは四条河原町発梅田行き
三畳間の万年床で眠りにつくとゴーと鉄橋を渡る回送電車の音が聞こえた
闇の世界に電車の前照灯と線路の灯り
初めて社会人
借り上げアパート六畳二間にキッチン、未だ汲み取り便所
眠りにつく頃、隣の部屋の親父の部屋からカラオケの大音響
「私の大事な旦那様~♪」
時計を見たら夜中の2時
「ちょっと静かにして下さいよ!」
文句を言ったらその親父
30分後訪ねて来た
右手に包丁を握ってる
「若いのに生意気言うと刺すぞ」
刺される所だった
結婚してから女房の実家暮らし
でっかい敷地に大きな池
目をつぶるとざざざと小さな滝の音
自分ちはいい音だけど隣近所には単なる雑音
今は駅前
カンカンカンと踏切の音
慣れると静寂と変わらない
秋の夜長に眠りにつくといろんな事が思い出され
蝮(斎藤道三)の孫(斎藤龍興)の話
美濃斎藤家の三代大名居城は稲葉山城14歳で家督を継ぐが放蕩に耽る
一時龍興の放蕩を諫めようとした竹中重治(半兵衛)らに稲葉山城を乗っ取られる
ここんとこの話はいろんな小説などに出てくるが
どうもあやしい
特に司馬遼太郎の功名が辻などにも出てくるけれど半兵衛が龍興を諫めんが為とか
好意的に書いているんだが
その頃の美濃国は小さな豪族や夜盗集団などが群雄闊歩していて
うかうかすると誰かに裏切られ寝首を搔かれる状況だった
そんな時に少数の仲間で稲葉山城を乗っ取った半兵衛は本当に城を龍興に返すつもりだったのか
この本にはそう言った好意的な史実に反して半兵衛が美濃国の支配が目的だったと書かれている
まあ本当はそう言った所だろう
大河ドラマに出てくる竹中半兵衛は役者さんも好人物が選ばれ綺麗事で演出されているが
この本の中では日頃から半兵衛に意地悪をする斎藤飛騨の守を半兵衛は残虐な方法で殺害している
結局半兵衛は人望や統率力が無くて稲葉山城の占拠を維持出来なかったんだ
秀吉の天下統一で軍師として重要な場面に登場する竹中半兵衛
後世に中国の諸葛孔明と並び称される軍師
それにしても半兵衛も半兵衛の子孫も結局は万石を超える大名には成れなかった
同時期の秀吉の枢要な家臣はほとんど大名に取り立てられている
だから秀吉軍団にとって半兵衛の働きやポジションはそれほど大きな物では無かったのでは