ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

復活した「千成屋珈琲店」の、ミックスジュースをいただく。

2017-06-02 20:20:50 | うまいもん
大阪・新世界の名物と言えば、串かつ・ホルモンうどん・シチューうどんなどがあるが、老舗喫茶店「千成屋」のミックスジュースもまた名物だった。
店主が体調不良のため去年惜しまれつつ閉店してしまったのだが、なんとたった1年のインターバルで地元の人達によって復活したという事で、この1週間ほど関西のマスコミはちょっとしたミックスジュースブームである。

で、やって来ました「千成屋珈琲店」。

もちろん、私も初めて訪れる。
ディスプレイには、なんとレトロなクリームソーダのサンプルが。

この毒々しさが、いかにも昭和だ。

早速いただいた、ミックスジュース500円。

もちろん他の店で何度もミックスジュースは飲んでいたのだが、驚きのあっさり感、そして香りの良さだった。
これらは、全てフレッシュフルーツを使っているからだそうな。
バナナのねっとり感と、リンゴ・ミカン・桃の爽やかさが絶妙な塩梅。後を引かない甘さが素晴らしい。

安く提供する店では、缶詰フルーツをミキサーにかけて出している。おそらくそのシロップも投入しているのだろうが、そうなるとベタベタに甘くなり、余計に喉が渇く。
しかし千成屋のは、喉が全く渇かない。コレは是非、訪れて体験してほしい。

聞いた話では、このミックスジュースは「捨てるフルーツの有効利用」で生まれた商品だそうな。臓物すなわち「ほうるもん」→ホルモンとなったように、「始末の料理」という意味ではれっきとした大阪の文化だ。
数年後には、新今宮に星野リゾートが出来る。
「星野リゾートのテラスで、フレッシュフルーツのミックスジュース」
なんて、素敵ではないか…
是非コラボしてほしいっ!