気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

猿沢池のシラサギに

2017-09-02 17:57:02 | 散策
今朝の奈良は19.5℃と二日続けての20℃以下となり
昨晩はもう一枚夏の羽毛布団を出しておいて正解でした。
日中は台風の影響なのでしょうか、時おり強い風が吹き
最高気温も29.3℃と過ごしやすい一日になりました。

相方は、昨日から思い出したかのように狭い庭で
秋冬野菜の準備に、雑草だらけだったのが、
朝からもう耕していたはずが、帰ってくると、
もう昼前には腰が痛いとダウン!とのこと

奈良博の「源信、地獄・極楽への扉」展も明日3日まで

新館前は、外国からの方もとおもえば暑さを避け、通り
過ぎるだけ、館内は空いているのかなーと思いきや
 
二階の館内は人の列がずっと続いており、頭越しで観ないと
いけないところも・・・なにかに憑かれたかのように必死に
見ておられる様子に、今も昔も変わりませんが、
文字を読めない昔の方々には、恐ろしい地獄の様の描かれた
六道絵は、天国へ誘うのには重要だったのでしょう。
最後に阿弥陀仏来迎図へと、
一階まで降りてきますと、南側の中庭に茶室「八窓庵」が
 
現実に、引き戻され、ほっとしますね。
さらに地下通路を通り、なら仏像館へ(後日)
リニューアルされた旧館は、見やすくなっており、
ボランティア・ガイドもおられ、気安く受けて頂けます。
欠損した仏様の手足の一部の多さに、修理鑑定される方々の
苦労が偲ばれました。

一歩館内を出ますと、日差しの中鹿さんがバンビ連れや、
外国からの方々の鹿せんべいをもらう鹿もいますが、
暑いので多くの鹿は、溝のなかや日陰へと。
 
興福寺内の「柳茶屋」まで戻ると、五重塔がよく見えます。
二年ほど前に「塔の茶屋」が無くなったからですね。
   
観光客で賑わう興福寺、まだ中金堂の覆いはまだ
阿修羅展もまだ続いていますが・・・、
  
猿沢池まで降りてきますと、池の中に、舞台?、
池床」と云うそうで、京都の川床のパクリ?
このイヴェントは終わったはずなのに
  
池床に来られた方は、”サギに遭ったみたい”なのではと
少し考えさせられてしまいますね。
本当に猿沢池の中に、虎視眈々と一羽のシラサギが
 
『シラサギも猿沢池に映りけり』
             愚句