学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

大曲からの車中にて

2009-07-15 20:01:24 | その他
初日、願いは届き、見事に晴れてくれました。普段のおこないがずいぶん良かったらしい(笑)私は秋田新幹線に飛び乗ると、座席にゆったりと腰掛け、コトコト揺られながら、秋田の大曲へ向かったのでした。

大曲からタクシーで美郷町六郷へ。タクシーの運転手が大曲について、もっと厳密に言うと、大曲の花火について教えてくれました。

「花火大会の日は70万人の見物客が全国からやってきます。それだけ集まるんですから、やはり大曲の花火は見事なんですよね。地元の私でも見事だと思うもの。でもね、お客さん、もし大曲の花火に来ることがあったら、下駄、草履とか、そんなものを履いてくると大変な目にあいますよ。足が踏まれますからね。きちんと靴を履いてきたほうがいいです。…それと、今向かっている六郷ですがね。六郷でもお祭りがあるんですが、ちょうど花火大会と同日なんですよ。こちらもいい祭りなんですよ。」

この方はとても故郷のことが好きなんだな、と思って私は心持が良くなりました。六郷に到着し、別れ際に私がこれから横手に行くと告げると、じゃあ横手を案内しますよと、携帯電話の番号を教えてくれました。

私はそのメモを胸ポケットに入れ、六郷に降り立ったのでした。