近頃、昼休みに『おくのほそ道』を読んでいます。なぜ、この本を選んだかについて、とりたてて理由もありませんが、私が生まれた東北が舞台の1つとなっているので、なんとなく手にとってみた次第です(笑)
まだ読みかけですが、心温まるは那須黒羽において、馬を借りた芭蕉と曾良。すると馬の後ろを小さな女の子がとぼとぼ追いかけてくるんですね。女の子は「かさね」という名前。いい名だね、と曾良が「かさねとは 八重撫子の 名成べし」と読みます。訳注を読みますと、「かさね」とは可愛い名前で、花ならば八重撫子の名でありましょう、との意味とか。ほのぼのとしていいですよね。仮に曾良ではなく、師の芭蕉だったら、ここでどんな句を読んだのでしょうか。
私は『おくのほそ道』に出てくる句がとても好きで、ちょっと変わっているかもしれないけれど、一日5作ずつ暗誦しています。だからなかなか先に進まなくて、本当に旅をしているみたい(笑)
『木啄も 庵はやぶらず 夏木立』(きつつきも いおはやぶらず なつこだち)
今のところ、私が最も好きな句。今日もまた『おくのほそ道』で旅したいと思います。
まだ読みかけですが、心温まるは那須黒羽において、馬を借りた芭蕉と曾良。すると馬の後ろを小さな女の子がとぼとぼ追いかけてくるんですね。女の子は「かさね」という名前。いい名だね、と曾良が「かさねとは 八重撫子の 名成べし」と読みます。訳注を読みますと、「かさね」とは可愛い名前で、花ならば八重撫子の名でありましょう、との意味とか。ほのぼのとしていいですよね。仮に曾良ではなく、師の芭蕉だったら、ここでどんな句を読んだのでしょうか。
私は『おくのほそ道』に出てくる句がとても好きで、ちょっと変わっているかもしれないけれど、一日5作ずつ暗誦しています。だからなかなか先に進まなくて、本当に旅をしているみたい(笑)
『木啄も 庵はやぶらず 夏木立』(きつつきも いおはやぶらず なつこだち)
今のところ、私が最も好きな句。今日もまた『おくのほそ道』で旅したいと思います。