今、戦国時代が注目されているようです。書店でも戦国時代コーナーが設けられていて、戦国武将を紹介したり、全国各地の城巡りガイドマップが山積みにされていますね。この時代が好きな私にとっては、とてもうれしい限りです。
図書館で染織関係の本を探していましたら、『武士の装い』という小さな本を見つけました。甲冑、陣羽織、袴の3テーマに分けて、武士の意匠について紹介されています。私が面白い、と思ったのは陣羽織のデザイン。陣羽織は、元々防寒、防水用として甲冑の上から羽織るものだったのですが、戦国武将たちはおのおの好きなデザインを用いて着こなしたのです。武将たちは具足や旗、馬印を奇抜なものにするくらいですから、陣羽織もむろんデザインの対象になったのですね。もちろん、デザイン優先ではなく、本来の防寒、防水の機能性もしっかり兼ね備えたものですから、写真を通してみても暖かそうで、ちょうど今ぐらいの季節にはちょうどいいのかもしれません(笑)
材質としては羅紗、毛織物(ペルシャ絨毯を陣羽織にしたものもある!)などが挙げられ、デザインとしては割とオーソドックスな家紋、奇抜なところでは瓢箪、アゲハチョウといったものがあるようです。
初代仙台藩主伊達政宗の《紫羅背板地水玉模様陣羽織》を見ると、学生時代のちょっとしたことが思い出されるのです。この陣羽織は下の方に赤、青、緑、黄、白の円がパッチワークされている奇抜なデザインなのですが、どうもこの円には法則があるような気がしたのです。同じ色の円を結んでいくと、何かわかるんじゃないか、男の感ですね(笑)円を結ぶというと、思い浮かぶのが星座です。調べてみると、伊達家は天文学にかなり力を入れていたことがわかった。これは面白い!と思って当時の天文学を調べてみましたが、途中でちんぷんかんぷんになって挫折しました(苦笑)私にはハードルが高すぎたようで…。
今から500年近く前の陣羽織ですが、未だ色あせないデザインです。デザインの良いものは、時代を何年経たとしても良いものである、といえるのかもしれませんね。
図書館で染織関係の本を探していましたら、『武士の装い』という小さな本を見つけました。甲冑、陣羽織、袴の3テーマに分けて、武士の意匠について紹介されています。私が面白い、と思ったのは陣羽織のデザイン。陣羽織は、元々防寒、防水用として甲冑の上から羽織るものだったのですが、戦国武将たちはおのおの好きなデザインを用いて着こなしたのです。武将たちは具足や旗、馬印を奇抜なものにするくらいですから、陣羽織もむろんデザインの対象になったのですね。もちろん、デザイン優先ではなく、本来の防寒、防水の機能性もしっかり兼ね備えたものですから、写真を通してみても暖かそうで、ちょうど今ぐらいの季節にはちょうどいいのかもしれません(笑)
材質としては羅紗、毛織物(ペルシャ絨毯を陣羽織にしたものもある!)などが挙げられ、デザインとしては割とオーソドックスな家紋、奇抜なところでは瓢箪、アゲハチョウといったものがあるようです。
初代仙台藩主伊達政宗の《紫羅背板地水玉模様陣羽織》を見ると、学生時代のちょっとしたことが思い出されるのです。この陣羽織は下の方に赤、青、緑、黄、白の円がパッチワークされている奇抜なデザインなのですが、どうもこの円には法則があるような気がしたのです。同じ色の円を結んでいくと、何かわかるんじゃないか、男の感ですね(笑)円を結ぶというと、思い浮かぶのが星座です。調べてみると、伊達家は天文学にかなり力を入れていたことがわかった。これは面白い!と思って当時の天文学を調べてみましたが、途中でちんぷんかんぷんになって挫折しました(苦笑)私にはハードルが高すぎたようで…。
今から500年近く前の陣羽織ですが、未だ色あせないデザインです。デザインの良いものは、時代を何年経たとしても良いものである、といえるのかもしれませんね。