学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

装丁の仕事

2016-02-17 20:24:25 | その他
久しぶりに始めた読書の書名は、夏目漱石の『吾輩は猫である』です。なんとなく、読んだことのある小説が良いかなと(笑)長い長い小説ではありますが、踊るようなホップ感のあるストーリー展開を楽しんでいます。

このブログで書いたことがあったと思いますが、私はイラストレーターのわたせせいぞうさんが好きです。一時期、角川文庫から出版されている夏目漱石の装丁を、わたせせいぞうさんが手がけたことがあって、それが私のお気に入り。わたせさんの装丁が終わったあとも、古本屋を歩きまわって全て揃えました(笑)

さて、私に限らず装丁の素晴らしさに本を手に取る方はきっと多いことでしょう。今、千代田区立日比谷図書文化館で特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展」が開催されています。祖父江慎さんといえば、日本を代表するデザイナーのひとりで、これまで数々のブックデザインを手がけていらっしゃいます。装丁の仕事は、本に魔法をかけるような仕事ですよね。私がいま、ぜひ見てみたい展覧会です。3月23日まで開催とのことなので、ぜひ行ってみたいですね。