古本で『現代詩手帖』2011年5月号を手に入れました。特集は「東日本大震災と向き合うために」。発行日は5月1日とありますから、震災が起こってから約2ヶ月後に発行されたことになります。
2011年5月、私は故郷が被災したショックと、自分のいる場所が何事もなく進んでいく日常のギャップに頭を抱えていた覚えがあります。当然、私は本を読む余裕などなく、モヤモヤした気持ちを抱えながら生活をしていました。
詩人たちが、あの震災とどう向き合ったのか。1ページ、1ページと読んでいくうちに、あのときの記憶が蘇ってくるとともに、言葉の持つ力が伝わってきます。特に和合亮一さんの「詩の磔 2011.3.16-4.9」は、井戸から水があふれるように、言葉があふれて止まらない感じでした。それらは、これまでに見たどんな映像よりも、心に訴えてくるものがあり、改めて言葉の力の強さを思いました。
2011年5月、私は故郷が被災したショックと、自分のいる場所が何事もなく進んでいく日常のギャップに頭を抱えていた覚えがあります。当然、私は本を読む余裕などなく、モヤモヤした気持ちを抱えながら生活をしていました。
詩人たちが、あの震災とどう向き合ったのか。1ページ、1ページと読んでいくうちに、あのときの記憶が蘇ってくるとともに、言葉の持つ力が伝わってきます。特に和合亮一さんの「詩の磔 2011.3.16-4.9」は、井戸から水があふれるように、言葉があふれて止まらない感じでした。それらは、これまでに見たどんな映像よりも、心に訴えてくるものがあり、改めて言葉の力の強さを思いました。