休日を利用して、栃木県宇都宮市の宇都宮美術館へ出掛けました。この美術館の駐車場は、建物からやや低い位置にあって、美術館へは徒歩で公園を抜けていきます。先週降った雪がまだまだ残っていて、真っ白になった公園の芝生を見ながらの来訪です。
企画展「灰野文一郎」展を見たあと、もう1つの展示室へ。ここで面白い試みがなされていました。それは宇都宮美術館でコレクションしている美術作品のタイトルを自分たち(来館者)で考えてみようというもの。参考として、すでに何人かが考えた来館者のタイトルも表示されていました。
常設展は、その美術館の基盤であって、重要なコレクションを紹介するもの。でも、一般的に企画展より常設展は一段下と見られがちで、いつでも見られるから…という印象があるせいか、どうしても来館者の興味や関心を引きにくいところがあります。こうした宇都宮美術館の試みは、美術館のコレクションに興味や関心を持ってもらえるだけではありません。タイトルを来館者自身が考えるには、絵をしっかり見ないといけない。人と絵が対話する大切な機会になるのだと思います。
仕事柄、他館の美術館に行くと、展覧会を純粋に楽しむ以外にも、さまざまな刺激を受けます。自分だけの頭だけで考えることには限界がある。けれど、こうした外からの刺激をたくさん受け、それを自分なりに咀嚼して、新しいアイディアを生み出す元にする。宇都宮美術館で、とてもいい時間を過ごすことができました。
企画展「灰野文一郎」展を見たあと、もう1つの展示室へ。ここで面白い試みがなされていました。それは宇都宮美術館でコレクションしている美術作品のタイトルを自分たち(来館者)で考えてみようというもの。参考として、すでに何人かが考えた来館者のタイトルも表示されていました。
常設展は、その美術館の基盤であって、重要なコレクションを紹介するもの。でも、一般的に企画展より常設展は一段下と見られがちで、いつでも見られるから…という印象があるせいか、どうしても来館者の興味や関心を引きにくいところがあります。こうした宇都宮美術館の試みは、美術館のコレクションに興味や関心を持ってもらえるだけではありません。タイトルを来館者自身が考えるには、絵をしっかり見ないといけない。人と絵が対話する大切な機会になるのだと思います。
仕事柄、他館の美術館に行くと、展覧会を純粋に楽しむ以外にも、さまざまな刺激を受けます。自分だけの頭だけで考えることには限界がある。けれど、こうした外からの刺激をたくさん受け、それを自分なりに咀嚼して、新しいアイディアを生み出す元にする。宇都宮美術館で、とてもいい時間を過ごすことができました。