学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ギャラリーへゆく

2018-11-30 18:44:00 | 展覧会感想
今日もたいへん良い天気。コート、マフラー、手ぶくろと寒さ対策万全で外出しましたが、日中は暖かくて必要ないくらいの陽気でした。

今日は休日を利用して、作家の個展を見にギャラリーへ出かけました。美術館には様々なギャラリーから展覧会の案内が届きます。今回も頂いたうちの1通のギャラリーにお邪魔した次第です。80年代から作家活動を始めた方の個展で、初期から近年の作品にいたるまで、およそ20点程度が展示されていました。限られた点数ではあったものの、作者の作風の変遷がよくわかる内容です。残念ながら、作家さんはいらっしゃいませんでしたが、御家族のお一人から、作品に関する様々なエピソードをお聞かせいただき、充実した時間となりました。

ギャラリーあるいは画廊というと、絵を売るところ、のイメージを持たれる方が多いと思います。実際にそれで生計を立てているわけですが、若手作家を発掘したり、育てたり、あるいは著名な作家の回顧展を開くなど、ギャラリーが果たしている役割は大きいものがあります。私も仕事柄、他の美術館はもちろんですが、こうしたギャラリーの動きにもアンテナをはって、気になったら足を運ぶことを意識しています。ときには作家さんとお会いすることができて、勉強させていただくことも多々あり、人と人との交流にもつながるのです。

今日も良い1日を過ごすことができました。また明日から仕事を頑張ります!