学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

近況報告

2020-03-20 20:00:00 | 仕事
3連休の初日、大変気持ちの良い陽気に恵まれましたが、時折びゅうびゅうと強い風が吹きました。そのせいか、朝からくしゃみが止まらず、やや落ち着いてきた花粉症と久しぶりの再会で、しばらくお付き合いが続きそうです。

さて、新型肺炎の影響もあって、私が勤める美術館は開館しているものの、極度に入館者数が減少しています。臨時休館の対応をとる美術館が多いなか、このところ、お電話での開館の有無を確認するお客様の問い合わせが多くなってきています。また、ご来館されたお客様のなかには、どこそこの美術館に行ったら休館になっていて困った、と残念そうな表情でおっしゃる方もいらっしゃいます。新型肺炎拡大防止のため、どの美術館も対応に苦慮しているような現状が続いています。

私の知り合いの学芸員の方は、長年研究を続けたテーマで、展覧会開催前の3ヶ月間、不眠不休でオープンまでこぎつけたのに、とたんに臨時休館となり、大きなショックを受けていました。こうした状況のなかでも、私は次回の展覧会の準備を進めています。もしかしたら、展覧会を立ち上げても臨時休館になるかも…という想いはありますが、いま、自分に課せられた仕事を淡々とこなすことが大切であると考えています。

新型肺炎。お客様にとっても、学芸員にとっても、よろしからず。1日でも早い感染症の終息を願うばかりです。