学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

インプットの時間に

2020-03-31 20:00:24 | 仕事
今日はつめたい雨の降りしきる1日でした。私の住む街では、しだれ桜もだんだん花を開きつつあり、もうすぐ見ごろになりそう。我が家の夏椿も、木の芽が少し緑がかってきて、これから葉を付ける準備をしているようです。季節は少しずつ進んでいますね。

さて、新型肺炎による感染の拡大のため、私の職場でも不要不急な外出を避けるように通達が来ています。同然のことながら、出張も制限されているため、展覧会開催のための調査に出かけることも、関係先との調整をすることもできず、美術館としての仕事が思うようにできない状況です。美術館が通常開館を継続したとしても、その展覧会の中身が伴わないようではお恥ずかしい限り。感染拡大防止が最重要課題というなかで、なかなか難しい運営状況が続いています。

いま、こうした状況を逆手にとり、館内の作品を丹念に調べたり、読み過ごしていた資料を見直すなどのインプットの時間を多くとっています。なるべく自分のスキルを磨く時間にあて、この状況が落ち着いたとき、この時間に学んだこと、調べたことを展覧会を通してお客様へ還元できれば、と思っています。明日から新しい年度が始まります。早くこの事態が収束しますように!