学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

感情と冷静のせめぎあい

2020-03-05 20:01:21 | その他
ここ1ヵ月、どうも心の落ち着かない日が続いています。原因は新型コロナウイルス。そのせいでマスクやアルコール除菌が手に入らないうえ、なぜかトイレットペーパーとティッシュペーパーも手に入らない始末で、どうにも慌ただしい。そのうえ、感染拡大を防ぐために人が集まるイベントは悉く中止となり、営業しているショッピングモールですら人が閑散としています。私が勤務している美術館も、通常開館はしているものの、今後どうなるのかわからない状況です。

私の場合、このような心が落ち着かない感覚は2011年の東日本大震災以来です。あのとき、被災はしなかったものの、強い余震が何度も来ましたし、それに加えて原発事故もありましたので、やはり慌ただしい毎日でした。そのときの経験をもとに、私は次の3つのことを意識して日々過ごしています(かなり個人的な対処法なのであしからず…)。

1.情報は極力シャットアウト
 テレビ、ラジオ、ネットは一切見ない聞かない。情報過多が心の不安を著しく増幅させるから。私の場合、情報の通路は新聞のみで十分。

2.自分の身は自分で守る
 毎日、マスク(ないときはハンカチを使用しています)、うがい、手洗いは欠かさない。また、人混みは極力避ける。

3.家に帰ったら「座禅」
 そこまでしても周りが慌ただしいと感情が流されやすくなる。そこで「座禅」をして常に冷静さを保つ。

このような単純明快な暮らしをしています。狂熱と喧騒が人々から冷静さを奪う、とかつて誰かが言っていました。こういうときだからこそ、慌てず騒がず冷静になりたいものです。

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