学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

2020-08-09 21:06:24 | その他
夏も盛り。果物が美味しい季節である。店の棚にも葡萄や桃が並び始めた。果物はなかなか値が張るので、ふだんはあまり手を出さないのだが、あまりにも熟れて美味しそうなので、先日は桃を買ってしまった。

その桃を食べている最中、ふと、昨年の今頃に妻と山梨へ旅行に出かけたことを思い出した。『失われた時を求めて』のマドレーヌみたようなものだが、あの日は暑い一日のなか、駅前でワインを飲み、桔梗信玄ソフトを舐め、最後に桃パフェを食べた。2人そろって飲み食いを楽しんだ旅行である。それにしても、あのパフェの桃は舌が溶けるんじゃないかと思うほど甘くて柔らかくて美味しかった。以来、桃を見るとどうも食欲がそそられて仕方がない。私が買ってきた桃も大変美味しかったので、産地のラベルを見ると山梨県とあった。

私は東北の生まれなので、子供のころは福島県や山形県の桃を食べて育ち、そして今は山梨県の桃を手にしている。その私のささやかな夢は、岡山県の桃を食べること。岡山には桃太郎の物語もあるくらい、桃のゆかりの土地柄なのだから、さぞかし美味しいに違いない。新型コロナウイルスが落ち着いたら、いずれ夏の岡山にも行ってみたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿