今日は作品整理で1日バタバタと過ごしましたが、無事に終了。仕事は段取り八分とはよく言ったもので、事前の準備が大切です。必要な道具、仕事の流れなどを前の日に揃えておき、当日いかにスムーズに進めるかを考えます。実は私が新人の時、企業の方と話をすることがあって、仕事のアドバイスとして、この段取り八分を教えてくださったのです。以来、仕事をするうえでは常に意識するようになりました。もうその方は亡くなられてしまいましたが、本当にありがたいことを教えてくださり、今でも感謝しています。
帰宅後、岩波文庫の葛飾北斎の画集を眺めていたら、なぜか歌川広重の絵が恋しくなってしまいました。これはたぶん私の広重好きというのがあるせいかもしれません。東海道五拾三次からは江戸期の社会が見えるようだし、名所江戸百景は物語性があって楽しい。さらに近江八景の墨と藍からなる画面は思わず唸ってしまう。北斎は確かにうまいのだけれど、うますぎる気がして、ちょっと苦手なところがあります。そんなこともあって、今は広重の画集を眺めています。この絵の世界に飛び込んでみたい、そういう絵だな、と思います。
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