学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

2枚の招待状

2007-02-08 21:54:09 | Weblog
今日、2人の同期から結婚式の招待状を頂きました。

数年前、ともに市役所に入った同期は全員で14人。
そのうちの約半数が結婚しました。
自分はまだまだと思っていても、周りの人が結婚をすると、
多少焦ったりもするわけで。

私は実家に帰省するたびに、結婚はまだ?と言われます。
そのたびに、あ~うるさい!と思うのですが、
最近は祖父母にも同じことを言われます。
私はひねくれた性格なので、結婚はまだかと言われると、
絶対結婚しない!と言ってしまいます。
まったくこまったものです(笑)

人には縁というものがあるのでしょうから・・・と悠長なことを
言ってみましたが、結婚は当然のことながら無理をしてするもの
ではありませんし、私は何事も他人よりもワンステップ遅れて出てくる
タイプ?のようですから、当分なさそうです。

2枚の招待状。

本当に結婚おめでとう!



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自分とは認めたくない自分

2007-02-07 22:20:18 | Weblog
このたびの展覧会開催に伴い、私はテレビ局による取材を
受けましたが、本日そのビデオをいただきました。
早速閉館後に見てみることに・・・。

実際にビデオを通して、自分を見てみると、
これが他人の目に映る自分なのかとちょっと新鮮な気分。

しかし、何も遊びでビデオを見ているわけではないので、
自分が明確に展覧会の紹介を出来ているのか、チェックを
しながら見ていきました。

すると、改善の余地が沢山。
目がきょろきょろしているし、声が小さいし、
なにより肝心な展覧会の趣旨を言い足りない!
お客様の前でなら、そんなことはないのですが、
やはりカメラが向けられると緊張してしまいます。

日曜美術館などで学芸員の方が、落ち着いて、
しっかりと受け答えをしてるのを見ると、経験も豊富なのでしょうが、
やはり相当練習しているのだなと感じます。

この反省を大いに活かさねばなりませんね。
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酔っ払い

2007-02-06 21:45:24 | Weblog
今日は飲み会。
相当酔っています。

私は酔っていても、顔色がほとんど変わりません。
まったく変化しないのです。
ですから、他の人に「まだ飲み足りないね。」といわれて、
ビールを注がれてしまいます。
飲み足りないなんて・・・明日仕事ですし。

酔っているときは、寒さもまったく感じず、
気持ちの良い心地で、帰宅しました。
今なら何でも出来そうな感じ。
酔ったときには、強気になる私でした(笑)

なんか、すいません。
これ以上は書けません・・・。
倒れそうで。
二日酔いにならないことを祈りながら、
眠ります・・・。


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偶然の出会いを期待して

2007-02-05 20:09:23 | Weblog
久し振りに書店へ行きました。

私は書店で実際に並んでいる本を見てから、
購入する書物を決めるようにしています。
勿論、目的の本を購入するために行く場合もありますが、
大抵の場合、書店で偶然の出会いを期待するわけです。

今日の出会いは、岩波新書『地域再生の条件』、『報道被害』、
光文社古典新訳文庫『飛ぶ教室』、『猫とともに去りぬ』です。

これからじっくりと読んでいきます。
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50号を突っ走れ!

2007-02-04 21:47:23 | Weblog
今日は栃木県の足利市と茨城県の結城市へ行きました。
両市には、国道50号が通っていますので、ただひたすら
真っ直ぐに走るだけ。

足利は、鑁阿寺(ばんなじ)へお参りに行きました。
鎌倉時代に創設された歴史あるお寺です。
鐘楼のそばには、すでに梅?が咲いていて、
綺麗なピンク色の花に、春の訪れを早くも感じてしまいました(笑)
思えば、今日は立春なんですよね!
余談ですが、みなさんは森高千里の「渡良瀬橋」という曲は御存知ですか?
なんと観光物産館に森高さんの写真つきで「渡良瀬橋」のオルゴールが
販売されていました!
思わず、自分の青春?時代を思い出してしまいました(笑)

その後、結城市へ。
結城へは、結城紬を見に行きました。
しかし、下調べも一切せずにいったので、どこに何があるのか
わからず・・・。看板もあまり出ていなかったので、苦戦しましたが、
適当に市内を走り回ると、ようやく結城紬を扱っている工房に
辿りつきました。
ちょっとした博物館を見学して、結城紬に対する知識を得た後、
早速お店へ行ってみました。結城紬は地味(ごめんなさい!)な
イメージがありましたが、お店には足袋、テーブルクロス、コースター、
財布、そしてなんとブックカバーまでありました!
とても斬新なデザインにびっくり。
記念にコースターを買ってきました。
柳宗悦は著書『手仕事の日本』のなかで、結城紬は大変良い仕事であるが、
高価なものです、と述べています。確かに高価でした。
でも、いつまでも使えるものですし、一つ一つ職人の手によって
丁寧に作られたものですから仕方がないですよね。
安ければいい、というものではないのだと思います。

今日はとても充実した一日を過ごすことができました!
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展覧会を立ち上げる仕事

2007-02-03 22:38:09 | Weblog
現在、4月からの展覧会準備に追われています。
本当は仕事に追われていてはだめなわけで、
仕事を追っていなくてはいけないのですが・・・。

学芸員の展覧会準備って具体的にどんなことをするの?と
いう方のために、ちょっと列挙してコメントしてみます。

・展覧会開催に伴う図録、ポスター、パンフレット、チケットの発注。
→当館では全て学芸員がデザイン・編集します。特に図録は曲者・・・。
 本の装丁、作品解説、論文、写真などを一番時間がかかります。
 しかし、大変な分だけ、出来上がったときの感激もひとしおです!

・キャプション、パネルの発注。
→両方とも学芸員の温かい手づくりです(笑)
 パネルに関しては、A3以上だと大体は業者へ発注します。

・看板の発注。
→美術館の外看板と展覧会会場の看板。
 目立つもので、且つ、上品になることを心がけてデザインします。

・展示プランの作成。
→展覧室をウロウロしてから、頭のなかでイメージを思い描き、
 プランを作成していきます。

・作品の額装。
→作品を額の中へ入れてゆく仕事です。当館の所蔵する作品は、
 保存箱に入れて保管してあるため、こうした仕事が出てきます。
 大変な作業ですが、とても大切な作品を守るためですからね。

・講演や講座の準備
→当館では予算がない(泣)ので、学芸員が講演や講座をします。
 むろんいつもではありませんけれども。
 日程調整や会場の予約はもちろん、講演に関しては
 知識だけではなく、話術も問われます。

・展示作業
→展示プランを基に作品を展示してゆくわけですが、
 実際に作品を置いてみると、思い描いてた通りにはいかないことも
 あるわけで・・・。学芸員同士が言い争いになることもあります(笑)

大まかには、こういったところでしょうか。
まだまだ細かい点を挙げればきりがありません。

展覧会を立ち上げたときは、達成感でいっぱいです。
それが学芸員という仕事の魅力の1つに挙げられるのではないでしょうか。
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ストレスはためないこと!

2007-02-01 21:23:41 | Weblog
今日は久し振りの休暇で、「職場のメンタルヘルス」と
題した研修に行ってきました。

現在、日本は自殺者が年間3万人を越え、その原因の1つに、
うつ病が挙げられるようです。
研修では、職場でのストレスを出来るだけ最小限に抑え、
うつ病の予防と治療を紹介する内容の研修でした。

しかし、内容は私が期待していたものとは程遠く・・・。
講師は、本から得た知識でしか話をしていないな、というが
わかって、あまり役立つものではありませんでした。

職場でのストレスとは、人間関係だと言い換えてもいいのでは
ないでしょうか。
例え仕事がハードであっても、職場内の人間関係が良好であれば、
うつになるほどストレスは感じないと思うのです。
お互い助け合うこともできますし、時には冗談を言って、
コミュニケーションを取ることである程度解消できるでしょうから。

私はストレスがたまると、小説や詩を書いたり、かつては
ソファーや壁にパンチをしていた(失礼!)のですが、
ちょっとしたものなら、曾祖母の小さな形見を握り締めると心が落ち着きます。
私は仕事に行くときには、それを常に胸ポケットに入れています。
お守り代わりと申しましょうか、私は曾祖母に守られている、と思っています。

ストレス、うまく解消して仕事をしていきたいものですね。
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