復興予算は被災地に回っていない。土地のかさあげすらできない。気仙沼では港周辺の地盤を高くしたが、そこに以前あった商店を建てるには復興予算を使えない。被災者向け復興住宅の整備予算1,116億円のうち、わずか4億円しか使われていない。
誰が復興を殺すのか【注】。
余った復興予算のうち「不用額」とされた1兆円は、今年度新設された「東日本復興特別会計」に繰り入れられ、(3)のように各省庁に分配されている。
(1)復興予算
(a)2011年度(3次補正まで) 15兆円
(b)2012年度(当面5年分) 4兆円
(c)総額((a)+(b)) 19兆円
(2)財源
(a)所得税引き上げ・・・・2013年1月から25年間
(b)住民税引き上げ・・・・2014年6月から10年間
(c)子ども手当の廃止(減額)
(d)高速道路無料化実験の廃止
(e)国家公務員人件費削減
(f)etc.
(3)復興予算の実際の使途
(a)(内閣府)霞が関の合同庁舎4号館の大規模改修費 12億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(b)(財務省/国税庁)東京の荒川税務署など3施設(被災地以外)の改修費 5億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(c)(外務省)独立行政法人国際交流基金【注:天下り先】の運営費 1.2億円
(d)(外務省)ODA国際会議の費用 0.7億円
(e)(国土交通省)石巻市の港湾合同庁舎の改修費 4億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(f)(国土交通省)北海道の道路整備事業費【注:普通の道路】 78億円
(g)(国土交通省)沖縄の道路整備事業費【注:普通の道路】 22億円
(h)(農林水産省/水産庁)シーシェパードからの攻撃に対する護衛費 5億円
(i)(農林水産省/水産庁)調査捕鯨費 18億円
(j)(文部科学省)全国の国立大学【注:天下り先】の改修費389億円、災害復旧費 46億円
(k)(文部科学省)独立行政法人日本原子力研究開発機構【注:天下り先】による除染・廃炉の研究費 65億円
(l)(文部科学省)独立行政法人日本原子力研究開発機構【注:天下り先】による国際熱核実験炉計画(イーター計画)の研究開発・設備費 42億円
(m)etc.
【注】「【震災】誰が復興を殺すのか ~霞が関の便乗予算と重複予算~」
以上、記事「19兆円復興予算をネコババした泥棒シロアリ役人の悪行」(「週刊ポスト」2012年8月10日号)に拠る。
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誰が復興を殺すのか【注】。
余った復興予算のうち「不用額」とされた1兆円は、今年度新設された「東日本復興特別会計」に繰り入れられ、(3)のように各省庁に分配されている。
(1)復興予算
(a)2011年度(3次補正まで) 15兆円
(b)2012年度(当面5年分) 4兆円
(c)総額((a)+(b)) 19兆円
(2)財源
(a)所得税引き上げ・・・・2013年1月から25年間
(b)住民税引き上げ・・・・2014年6月から10年間
(c)子ども手当の廃止(減額)
(d)高速道路無料化実験の廃止
(e)国家公務員人件費削減
(f)etc.
(3)復興予算の実際の使途
(a)(内閣府)霞が関の合同庁舎4号館の大規模改修費 12億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(b)(財務省/国税庁)東京の荒川税務署など3施設(被災地以外)の改修費 5億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(c)(外務省)独立行政法人国際交流基金【注:天下り先】の運営費 1.2億円
(d)(外務省)ODA国際会議の費用 0.7億円
(e)(国土交通省)石巻市の港湾合同庁舎の改修費 4億円 ← 復興特会「全国防災対策費」
(f)(国土交通省)北海道の道路整備事業費【注:普通の道路】 78億円
(g)(国土交通省)沖縄の道路整備事業費【注:普通の道路】 22億円
(h)(農林水産省/水産庁)シーシェパードからの攻撃に対する護衛費 5億円
(i)(農林水産省/水産庁)調査捕鯨費 18億円
(j)(文部科学省)全国の国立大学【注:天下り先】の改修費389億円、災害復旧費 46億円
(k)(文部科学省)独立行政法人日本原子力研究開発機構【注:天下り先】による除染・廃炉の研究費 65億円
(l)(文部科学省)独立行政法人日本原子力研究開発機構【注:天下り先】による国際熱核実験炉計画(イーター計画)の研究開発・設備費 42億円
(m)etc.
【注】「【震災】誰が復興を殺すのか ~霞が関の便乗予算と重複予算~」
以上、記事「19兆円復興予算をネコババした泥棒シロアリ役人の悪行」(「週刊ポスト」2012年8月10日号)に拠る。
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