(1)原子力規制委員会委員(長)候補に「違法性あり」の指摘が、8月1日、衆議院第二議員会館の院内集会で提起された。
(a)提起者・・・・河合弘之・弁護士/脱原発弁護団全国連絡会、海渡雄一・同/同。
(b)問題の委員候補・・・・更田豊志、中村佳代子。
(c)問題・・・・「原子力に係る製錬、加工、貯蔵、再処理若しくは廃棄の事業を行う者、原子炉を設置する者」は「委員長又は委員となることができない」(原子力規制委員会設置法第7条第7項第3号)に抵触する。
①更田が勤務する日本原子力研究開発機構は、使用済み核燃料の「再処理」を事業内容の一つとしていて、「もんじゅ」の設置主体。
②中村が勤務する日本アイソトープ協会は、原発の「廃棄」を手がけていて、法が定める欠格要件にぴったり当てはまっている。
(2)田中俊一・委員長候補も、田中が勤務する高度情報科学技術研究開発機構の昨年度の収入7億1,221万円のうち5億2,089万円が、更田が勤める日本原子力研究開発機構からの事業収入(服部良一・衆議委員議員だ(社民党)の調査)。
田中は、「(原発事故は)どんなに反省してもしきれるものではない」と述べた(8月1日、衆参両議院運営委員会)が、「原子力ムラ」との密接な関係は絶っていない。
以上、野中大樹(編集部)「原子力規制委は「違法性ムラ」」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【原発】天下り容認の規制庁人事 ~民自公修正談合~」
「【原発】規制委員会委員長候補は「原子力ムラ」の中心人物」
「【原発】秘かに進行する全原発再稼働計画」
↓クリック、プリーズ。↓
(a)提起者・・・・河合弘之・弁護士/脱原発弁護団全国連絡会、海渡雄一・同/同。
(b)問題の委員候補・・・・更田豊志、中村佳代子。
(c)問題・・・・「原子力に係る製錬、加工、貯蔵、再処理若しくは廃棄の事業を行う者、原子炉を設置する者」は「委員長又は委員となることができない」(原子力規制委員会設置法第7条第7項第3号)に抵触する。
①更田が勤務する日本原子力研究開発機構は、使用済み核燃料の「再処理」を事業内容の一つとしていて、「もんじゅ」の設置主体。
②中村が勤務する日本アイソトープ協会は、原発の「廃棄」を手がけていて、法が定める欠格要件にぴったり当てはまっている。
(2)田中俊一・委員長候補も、田中が勤務する高度情報科学技術研究開発機構の昨年度の収入7億1,221万円のうち5億2,089万円が、更田が勤める日本原子力研究開発機構からの事業収入(服部良一・衆議委員議員だ(社民党)の調査)。
田中は、「(原発事故は)どんなに反省してもしきれるものではない」と述べた(8月1日、衆参両議院運営委員会)が、「原子力ムラ」との密接な関係は絶っていない。
以上、野中大樹(編集部)「原子力規制委は「違法性ムラ」」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【原発】天下り容認の規制庁人事 ~民自公修正談合~」
「【原発】規制委員会委員長候補は「原子力ムラ」の中心人物」
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