(1)8月1日、福島第一原発事故に係る刑事告発・告訴が、福島・東京・金沢の各地検で受理された。
(2)広瀬隆および明石昇二郎が東京地検に告発したのは、昨年の7月11日【注1】。1年以上“塩漬け”にされていた告発状だが、内容を補正し、今年7月31日に再提出。翌日、受理された。
地検の受理に、各事故調の報告書が出そろったことが影響した可能性がある。
告発状が問うた刑事責任は、
(a)地震・津波対策に対する懈怠、(b)原発事故後に周辺住民に責任を果たさなかったこと(業務上過失致死罪)。医療過誤と同様、自らの意に添わない被曝は傷害である、とする。
当初、告発対象者は東電幹部や国の幹部職員ら26人だったが、8月6日、田中俊一・元原子力委員会委員長代理/原子力規制委員会委員長候補も追加された。
(3)1,324人の福島県民が福島地検に告発したのは6月11日【注2】。
告発対象者は、東電役員ら33人だ。
薬害エイズ事件の刑事裁判で厚生労働官僚を有罪にさせた経験を持つ保田行雄・弁護士/告訴団代理人は、「検察の強制捜査権を行使して、今回の事故の原子力ムラにおける癒着の問題も含めて全面的に明らかにされるべき」と述べた。
(4)福島地検への第二次告訴は、11月に実施予定。
全国から告訴する人が募集される。
巨大マネーの上に成り立っている原子力ムラに対峙するには、日本国民全体の怒りを結集させる必要がある。【河合弘之・弁護士】
【注1】「【震災】原発>勝俣恒久・東京電力会長らを刑事告発」
「【震災】原発>事故の責任者を刑事告発した理由」
「【原発】検察、告発20件を棚ざらし ~誰も責任をとらない原発事故~」
【注2】「【原発】福島県民、東京電力を集団告訴 ~勝俣東電会長の逃げ切りを阻止~」
「【原発】福島県民はなぜ刑事告訴告発をしたか ~告訴団長は語る~」
以上、赤岩友香(編集部)「検察は原発事故の真相開明を」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【震災】原発>原発を問う民衆法廷」
↓クリック、プリーズ。↓
(2)広瀬隆および明石昇二郎が東京地検に告発したのは、昨年の7月11日【注1】。1年以上“塩漬け”にされていた告発状だが、内容を補正し、今年7月31日に再提出。翌日、受理された。
地検の受理に、各事故調の報告書が出そろったことが影響した可能性がある。
告発状が問うた刑事責任は、
(a)地震・津波対策に対する懈怠、(b)原発事故後に周辺住民に責任を果たさなかったこと(業務上過失致死罪)。医療過誤と同様、自らの意に添わない被曝は傷害である、とする。
当初、告発対象者は東電幹部や国の幹部職員ら26人だったが、8月6日、田中俊一・元原子力委員会委員長代理/原子力規制委員会委員長候補も追加された。
(3)1,324人の福島県民が福島地検に告発したのは6月11日【注2】。
告発対象者は、東電役員ら33人だ。
薬害エイズ事件の刑事裁判で厚生労働官僚を有罪にさせた経験を持つ保田行雄・弁護士/告訴団代理人は、「検察の強制捜査権を行使して、今回の事故の原子力ムラにおける癒着の問題も含めて全面的に明らかにされるべき」と述べた。
(4)福島地検への第二次告訴は、11月に実施予定。
全国から告訴する人が募集される。
巨大マネーの上に成り立っている原子力ムラに対峙するには、日本国民全体の怒りを結集させる必要がある。【河合弘之・弁護士】
【注1】「【震災】原発>勝俣恒久・東京電力会長らを刑事告発」
「【震災】原発>事故の責任者を刑事告発した理由」
「【原発】検察、告発20件を棚ざらし ~誰も責任をとらない原発事故~」
【注2】「【原発】福島県民、東京電力を集団告訴 ~勝俣東電会長の逃げ切りを阻止~」
「【原発】福島県民はなぜ刑事告訴告発をしたか ~告訴団長は語る~」
以上、赤岩友香(編集部)「検察は原発事故の真相開明を」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【震災】原発>原発を問う民衆法廷」
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