(1)7月31日、茨城県の住民266人が、水戸地裁に東海第二原発(日本原子力発電)運転差し止めを提訴した。
弁護団71人、賛同会員492人。
(2)訴訟の特徴は、
(a)東海第二原発を運転する原電に対して、運転停止を求める(民事訴訟)。
(b)国に対して、原子炉等規制法に基づく原子炉設計許可処分に係る処分無効確認を求める(行政訴訟)。
(c)改正後の原子炉等規制法に基づき運転停止の義務づけを求める。
原電に対しては運転停止を求め、国に対しては福島事故を念頭に今までの安全指針に効果がないことを認めさせ、新しく作る原子力規制委員会に運転停止を命じせるよう訴えるものだ。
(3)原告団は、規制委員会人事案についても原子力委員会設置法の趣旨に反するとして国に人事撤回の要請書を提出した。
(4)茨城県では、3・11で放射能汚染の影響を受けた。また、地元の原発も事故一歩手前だった。
県内17市町村の首長と議会が、東海第二の再稼働に反対する意見を採択した。
3・11以降、東海第二の廃炉を考える運動と連携し、裁判が準備され、今日に至る。脱原発運動を広げることで、裁判を盛り上げていきたい。【相沢一正・原告団共同代表】
原発訴訟は、全部負けてきた。なぜか? それは原子力ムラが40年間大金をかけてやってきた原発安全キャンペーンが国民だけでなく裁判官にも染みわたっていたからだ。【河合弘之・弁護士/弁護団共同代表】
以上、中村ゆうき(ライター)「東海原発の廃炉を」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【震災】原発>勝俣恒久・東京電力会長らを刑事告発」
「【震災】原発>事故の責任者を刑事告発した理由」
「【原発】検察、告発20件を棚ざらし ~誰も責任をとらない原発事故~」
「【原発】地検、福島事故に係る刑事告発・告訴を受理」
「【原発】福島県民、東京電力を集団告訴 ~勝俣東電会長の逃げ切りを阻止~」
「【原発】福島県民はなぜ刑事告訴告発をしたか ~告訴団長は語る~」
「【震災】原発>原発を問う民衆法廷」
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弁護団71人、賛同会員492人。
(2)訴訟の特徴は、
(a)東海第二原発を運転する原電に対して、運転停止を求める(民事訴訟)。
(b)国に対して、原子炉等規制法に基づく原子炉設計許可処分に係る処分無効確認を求める(行政訴訟)。
(c)改正後の原子炉等規制法に基づき運転停止の義務づけを求める。
原電に対しては運転停止を求め、国に対しては福島事故を念頭に今までの安全指針に効果がないことを認めさせ、新しく作る原子力規制委員会に運転停止を命じせるよう訴えるものだ。
(3)原告団は、規制委員会人事案についても原子力委員会設置法の趣旨に反するとして国に人事撤回の要請書を提出した。
(4)茨城県では、3・11で放射能汚染の影響を受けた。また、地元の原発も事故一歩手前だった。
県内17市町村の首長と議会が、東海第二の再稼働に反対する意見を採択した。
3・11以降、東海第二の廃炉を考える運動と連携し、裁判が準備され、今日に至る。脱原発運動を広げることで、裁判を盛り上げていきたい。【相沢一正・原告団共同代表】
原発訴訟は、全部負けてきた。なぜか? それは原子力ムラが40年間大金をかけてやってきた原発安全キャンペーンが国民だけでなく裁判官にも染みわたっていたからだ。【河合弘之・弁護士/弁護団共同代表】
以上、中村ゆうき(ライター)「東海原発の廃炉を」(「週刊金曜日」2012年8月10日号)に拠る。
【参考】
「【震災】原発>勝俣恒久・東京電力会長らを刑事告発」
「【震災】原発>事故の責任者を刑事告発した理由」
「【原発】検察、告発20件を棚ざらし ~誰も責任をとらない原発事故~」
「【原発】地検、福島事故に係る刑事告発・告訴を受理」
「【原発】福島県民、東京電力を集団告訴 ~勝俣東電会長の逃げ切りを阻止~」
「【原発】福島県民はなぜ刑事告訴告発をしたか ~告訴団長は語る~」
「【震災】原発>原発を問う民衆法廷」
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