みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

東京の足立で願う

2007年01月08日 | Weblog
 昨年(2006年) は『格差社会』という言葉が注目されていました。
三浦 展氏の著書は『下流社会』だったのですが…。
 格差社会について考えるにあたって東京都足立区が結構取り上げ
られていました。
けれども「足立区だけに貧困が蔓延している」というわけではなさ
そうです。富裕層は足立区よりもっと都心のほうに住みたいでしょ
うし、この方面は平坦で農地が多かったので東京の人口が急増した
高度経済成長期にも住宅(公営住宅を含む)の建設が出来たという
ことが区民別の所得の違いにつながっているのでしょう。
 同じ首都・東京の中で都心の区と縁辺の区とを比べても差を見い
出せるのですから他の都道府県や他の国と比べたらどうなのでしょ
うか?。
わたしは東京から数十kmのところに住んでいますが…ここまでは東
京の都市化パワーは及んできていません。都会と田舎の違いという
のは考えさせられそして思い知らされますね。

 ということで今年はわたしが住んでいる北関東と東京都心との間
にある西新井大師に初詣に行って来ました。

 東京都心から地下鉄に乗って、東武鉄道に直通して、路線バスに
 乗り換えると足立区の花畑団地に着きます。
 この写真にある花畑第四住宅(花畑桑袋団地)はそこから更に郊
 外にあります。
 写真を撮った方向からだとこれから埼玉県から東京都に入ること
 になります。
 ↓ 「東京都足立区花畑八丁目」
東京23区の内と外
 ↑ 「埼玉県八潮市西袋」
 数百m離れました。経済的なものとはまた別の違いがあります。
 []がラントマークになっていることは同じなのですが住所は
 全く違います。

 六木三丁目住宅(東京都足立区六木三丁目)のあたりも似たよう
な関係になっています。こちらのほうは以前はバス路線だけでなく
道路まで東京23区内で終わりになっていました。
現在はふれあい桜橋で埼玉県とつながっています。橋の先は、東京
都側ほど埼玉県側は建て込んでいないのを活かして、つくばエクス
プレス八潮駅が開設され、茨城県内と同じように商業施設や住宅地
が開発されています。

西新井大師
 ↑ 「西新井大師(總持寺)」(東京都足立区)[→]
 初詣の翌日の読売新聞の文化面に『格差の次は「貧困」』という
 記事がありました。
 これからも日本では収入が抑えられていくけれど、それが中国が
 日本に追いつく(かつての日本とアメリカのように)ことにつな
 がるかも知れません。
 わたしも格差よりも生活が経済的に成り立たなくなるという貧困
 のほうを注視するのが大切だと考えて
 『持続可能な生活』についてお願いして来ました。

 初詣の前日はベルーナの流通システムセンターに仕事に行って来
て、初詣の日はアマゾンのフルフィルメントセンター(外観のみ)
を見に行きました。

アマゾン市川FC
 ↑ 「アマゾン市川フルフィルメントセンター」
 本「アマゾン・ドット・コムの光と影」で書かれていた予想通り
 、その後大きな建物に移転しました。今度はよりJR京葉線市川塩
 浜駅に近くなり駅のホームからも見えます。 

 アマゾンの物流センターについてインターネットで検索していると
●日経BP …アマゾンジャパン、物流センターを新設[→]
●朝日新聞 …ネット上のサンタ? アマゾンでラッピングがピーク[→]
●@type …アマゾンジャパン プロセスアシスタント募集[→]
のようなホームページが見つかりました。内部の画像が掲載されて
いるものもあります。そして、ブログ「第弐齋藤 土踏まず日記」
で本「アマゾン・ドット・コムの光と影」について書かれていて[→]
その中に
「…誰にでもできる仕事を延々続けるだけなので充実感も無く、続
 けたからといって何になれるわけでもない。低賃金・低満足・低
 未来の底辺労働がここにある。南無。…」とか
「…アマゾンの精髄はそのシステム、特定の個人に頼らずともモノ
 とカネとヒトが動いていく仕組みにこそあるんじゃないの?…」
とかありました。
わたしも働いていて、時給900円弱ということ自体だけでなく、
自分がその時給のぶん人の役に立っているのか分からないという
ことに悩んでいます。
コメント (1)
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