みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

宮城交通とミヤコーは別

2007年06月04日 | Weblog
 以前このブログで触れたことがある[→2007年1月15日の記事]
キヤノンの宇都宮の事業所で、最近期間社員を募集しています。
・・・・・
● キヤノングループ製造部門における直接雇用の拡大について[→]
● キヤノン宇都宮地区事業所期間社員採用情報[→]
・・・・・
 キヤノンのオフィシャルページによると、わたしが4月30日にチ
ラシで見たのと同様な内容で
時給1200円・契約は2年11ヶ月まで更新可能ということです。
この期間の制限については、早く正社員に登用してもらえれば良い
のか、長く続けられないので良くないのか判断しかねます。

 さて、企業が直接雇用ではなく派遣や請負で人員を確保するのは
「会社が違えば給料が違うのはおかしくない」
 (同一労働同一賃金という考えにとらわれない)という理由もあ
ります。

 それと共通する人件費削減の手法で公共交通の事業者では「分社
化」が用いられます。
高度経済成長やバブル期を経てバスの運転手の給与水準は年600万
円程度になっていました。時給数千円といったところですが、どこ
へ行くにもクルマの田舎では路線バスが1時間運行しても運賃箱に
それだけのお金が入らないのです(1200円入っているかな~)。
それが現在の給与水準は年450万円程度になっています。ですがモ
ータリゼーションは更に進みました。

 3月31日限りで宮城県のくりはら田園鉄道が運行を終了しました
。バスにすれば黒字というわけにはいかなそうなので栗原市役所が
ミヤコーバスに運行を委託したコミュニティバスが代替の公共交通
になっています。
 ミヤコーバスは以前は宮交栗原バスという会社でした。宮城県で
路線バスを運行する宮城交通から分社化して出来た会社です。これ
で人件費の問題を緩和して運行を続けてきたのですが、グループ全
体で行き詰まってしまったので、地域子会社は再編されてミヤコー
バスとなり、赤字路線は自治体からコミュニティバスの運行を受託
するという形になりました。ですが田舎の市町村も財政難なので宮
城県内でもコミュニティバス事業を取りやめる市も出てきています
。そんな中でも残されたネットワークを利用して一般道路を走る路
線バスで福島市から仙台市まで移動出来るようです。
・・・・・
福島駅→藤田総合病院→貝田駅入口~(徒歩)~越河清水→白石駅
 →宮→大河原駅→川崎→仙台駅
・・・・・

 キヤノンの件だけでなくグッドウィルの件についても動きがある
ようです[→]
コメント (1)
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