みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

奨学金という名の借金

2016年06月08日 | Weblog
6月2日にNHK総合テレビの「クローズアップ現代+」で奨学金に
ついて取り上げられていました。
これを見て、
大学だけでなく高校から奨学金を使って通うと、
住宅ローンほどではなくてもカーローンよりも大きい金額になるこ
とや、
保証人が肩代わりを求められても出来ない場合には、自己破産の他
に住宅ローン以外の債務が圧縮可能な個人再生という手法でも対応
出来ることを知りました。

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日本で一般的な
貸与型奨学金(それも有利子が多い)は実は
未成年への貸金そして未成年の借金といえます。
日本は豊かな国と言う人がいますが、アフリカの女の子も日本で借
金出来れば日本の大学に留学出来ます(返すまで帰さないとか?)
工場で働いているネパールの女の子は故郷に仕送り出来ます。

少子化で小学校から高校まで統廃合が進んでいますが、
大学はそれほど潰れてはいません。
進学率の上昇や学費の引き上げという背景があるのですが、それに
より学生の奨学金の利用が増えてきています。
それは大卒がありふれてしまう(特に採用側に)ということにもつな
がり、大学を出てもホワイトカラーや正規雇用の仕事に就けるとは
限らなくなってしまいます。
‘勉強が出来る’のと‘仕事が出来る’のは違うので、
学力が高くてコミュニケーション能力が低い人が
高校卒業後、就職ではなく貸与型奨学金で大学に進学することを
わたしは特に懸念しています。
それでも
就職も進学も出来ずに無業(ニート)や引きこもりの状態にな
るよりは良い
と考えています。

貸与型奨学金で大学を卒業し就職し結婚した女の人が
妊娠や出産の際に退職せざるを得なくなったら、共働きが崩れ
結婚していても経済的なリスクが高くなってしまいます。
奨学金が少子化の要因になるのは悪循環です。


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