陶芸が他の芸術と違うところ。
陶器は芸術と生活用品が密着している。
「芸術」なんて威張らなくてもいい。
日常で使う茶碗や花瓶でもある。
生活から離れた芸術作品ではないのだ。
最後の熱がどんでん返しをする。
仕上げを「天」だか「運」だかに任せる。
これも他の創作活動と違うだろう。
どんなに努力し腕を磨いても、
作品の最後は離れなくてはならない。
思うように色が出ない。
思うような仕上がりにならない。
思いもよらない素敵な仕上がりになる。
予想を超えた作品が出来る。
窯から出して、初めて完成するのだ。
どんなに経験しても釉薬の変化は読みきれない。
だから、面白い。
藁を散らす。
灰を散らす。
ガラスを散らす。
いろいろを散らす。
それらが、窯の中で、とても不思議な変化をする。
自分の力量で作った作品が、
自分の力量を離れたところで仕上げられる。
自分と天。
その二つが合う。
そして融け合う。
調和すれば・・・傑作。
土をいじる事。
遥か太古の感覚が震える。
地球(ガイア)とつながる。
意識できない底の底。
生命が伝わる。
歴史が伝わる。
そんな気がする。
ワシもそのうち始めるだろう。
したいとは思っているのだ。
もう少しで、時期が来るだろう。
キチンとした作品は出来ないが、
面白いモノは出来るかもしれないぞ。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」