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講演講師と研修講師

2009年03月12日 18時22分50秒 | 極和ファシリテーション
一口に講師と言っても、

「講演講師」と「研修講師」は、

全く違う!と言っても過言ではないと思います。


「講演」の場合は、

自分の持っている「知識」や「経験」を元に、

いかにわかりやすく!

いかに飽きさせず!

ときには楽しく話すことができるかどうか?ですね♪

こちらは、デリバリースキル(伝える力)を身に付ければ

(もっとも、身に付けていない講師の方もいらっしゃいますが)

ある程度は、誰でもできると思います。

だから、1億総講師とも言われるわけですよね。

ご自分の体験談は、ご自分でしか語れないですし、

ご自分のことを語るわけですから、さほど難しくはないと思います。

(面白く!とか、飽きさせずに!は難しくなるにしても)


だから、ちょっと変わった体験をお持ちの方は、

それに関するニーズがある限り、講演活動を続けることができます。

その代わり、そのニーズがなくなったらオシマイかも・・・。


例えば、私は「女性起業家」としての講演依頼もずいぶんありましたが、

最近は、起業して20年も過ぎていますので、もっと年数の浅い方とか、

若い方を対象とされることが多く、そういう方をご紹介ください、

と依頼されることの方が多くなってしまいました。(^▽^;)

もう、「女性起業家」としてのニーズはないということです。

(まあ・・・同じ聞くなら、若い女性の方がいいかも知れませんものね)


一方、研修講師はどうか?と言いますと、

研修の場合は、受講生の能力&脳力を引き出し、成長させること!!

ですから、講演とは全く別のスキルが必要になってきます。

『ファシリテーションスキル』と、一口に言ってしまえば、

それに尽きてしまいますが、

研修講師としての必要なスキルは、

やはり受講生一人ひとりの能力や個性に気付き、

どうやって引き出せるか?という引き出す力が必要になります。

引き出し方も、相手によって異なりますので、

一人ひとりに対して最適な方法で引き出すことが求められます。


ということは、「引き出し方」も1種類や2種類ではなく、

できるだけ多く持っていないと、対応できないということになります。


一つの方法では、ある受講生には有効でも、

それでは引き出せない受講生が居た場合には意味をなしません。


いろいろなタイプの受講生が居たとしても、

一人ひとりの受講生をそれぞれ成長させることができるのが、

「研修講師」なのだと思います。


私もそのような講師を目指して精進していきたいと思っています。