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イチロー&WBCに学ぶ21世紀型リーダーシップ

2009年03月26日 09時50分15秒 | 極和ファシリテーション
20世紀型のリーダーシップは「トップダウン」

21世紀型のリーダーシップは「インクルーシヴ」と言って、

1人をリーダーに据えるのではなく、

メンバー一人ひとりのリーダーシップ力を引き出して、

それぞれがそれぞれのポジションを担っていく方式に変化しています。


まさにWBCでもそれが実証されていました。

前回のWBCでは、

イチローがチームリーダーとして、

グイグイとメンバーを引っ張っていく、

まさにトップダウン方式のリーダーシップを発揮していたと思います。

(トップダウンと言っても、あのときのイチローは、

後輩たちのところに自ら階段を降りて歩み寄っていましたが。)


そして、今回のWBCの2連覇達成後、帰国してからの会見では、

「このチームにはリーダーは要らなかった!」と言っています。


まさに、原監督はファシリテーターとして

チームメンバー一人ひとりの能力を引き出しながらの

チームビルディングを行っていました。

選手である皆さん一人ひとりは、

それぞれのリーダーシップ力を出しながら

最終的に決勝戦を迎えるときには、

非常にバランスの良いチームになっていったのだと思います。


チームが召集されたときには、

イチロー自身はきっと戸惑ったのではないかと思います。

前回の王監督の時には、チームリーダーとして頼む!と言われ、

責任を持ち、張り切ってリーダーを務めていたと思います。


今回は、原監督からはそういう言葉はなかったのだと思います。

だから、自分の立ち位置というか、このチームの中で

どのようなポジショニングをしていけば良いのか

手探り状態だったのだと思います。


そして、徐々に原監督の方針を理解し、

トップダウンのようなリーダーシップが求められているのではない

このチームの中で、いかに勝利を掴むことができるのか?


試合をすれば自分が力を発揮できず

足を引っ張っている状態の中で、

それでもくじけずに前を向いて戦いに挑んでいく!!


チームメンバーは、そんなイチロー選手を見ながら、

いろんなことを学んだのだと思います。


イチロー選手が引っ張らない、打てない、

そんな中で自分はどうすれば良いのか?

一人ひとりが考え、行動したのだと思います。



イチロー選手が言いました。

「向上心を持ったメンバーが集まったところには、

 リーダーは要らない!」

まさに「ファシリテーションの場」ができており、

一人ひとりのリーダーシップ力が活きていたのだと思います。


このようなチーム作りを行った原監督の

ファシリテーター監督振りをとても素晴らしいと思います。


このように一人ひとりが(もちろん補欠も含めて)

自らのリーダーシップ力を発揮しながら、

チームを支える一員である自覚を持てることが、

チーム力を上げることになると思います。

21世紀型のリーダーシップを目の当たりに見せて頂いて、

とても素晴らしいと感じました。

また、このようなリーダーシップの研修を行っている立場として、

とても感謝したいと思います。