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ファシリテーター原監督のチーム作り

2009年03月25日 15時38分41秒 | 極和ファシリテーション
原監督をファシリテーター監督として見た場合、

チームビルディングの手腕はどうだったのでしょう?

もちろん!優勝できたわけですから、

うまくいった!!ということではありますが、

多くを語らない中でのチーム作りはどうだったのでしょう?


最後の最後に良いチームになった!強い侍になった!

と口にした原監督のファシリテーターぶりは、

「待つ」ことだったのかな?と思います。


それぞれが高い能力を持った選手がゴロゴロ集まったものの、

どうやってチームとして機能させるか?


例えば、あなたも監督になったつもりで考えてみてください。

日本のみならず世界でも活躍している先発ピッチャーたちが集まっても、

先発だけやってもらうわけにはいきません。

また、4番打者が何人も居た場合に、どう打順を考えるか?


監督自身の中のモノサシはなんだったのでしょう?

「調子の良さ」を優先する・・・と話していたようですが、

調子の悪いイチロー選手を使い続けたわけですから、

調子の良さだけがモノサシではなかったはず。

(私の頭の中には、ファシリックスが浮かびました。)


こういう使い方をした場合、勝つ確立はどうか?

選手たちは納得してくれるかどうか?

ファンの人たちは納得してくれるかどうか?


常にこの3つの全体満足を考えていたのではないでしょうか?

原監督は、このバランスをうまく保てたのではないかと思います。


調子だけで選んでいたら、途中でイチロー選手は控えに回ったかも知れません。

でも、それではファンが納得するのかどうか?

イチロー選手の力は、出し続けた方が引き出されるのではないか?

という信頼と言う名の賭け?


開幕したばかりの頃は、サインもほとんど出さなかったようで、

選手たちが自主判断でいろいろやっていたそうです。

つまり、選手たちが、「このチームが勝つにはどうしたら良いか?」と、

考えて行動してくれることを信じて待っていたのではないかと思います。


中には、イチロー選手が打てないならば、自分が頑張らなきゃ!

と思って奮起した選手もいるでしょうし、

4番バッターであっても、ここはバントで手堅くランナーを

進めた方がいい!と判断したこともあったでしょう。


選手一人ひとりのプライドよりも、

チームとしての、侍ジャパンとしてのプライドを

優先できるようなチームになっていった!!

原監督は、そう仕向けていたのではないかと思います。


原監督も選手だったわけですが、

自分では打つことができない中、

選手が打ってくれることをひたすら待つ!

信じて待つ!

結構辛いことだと思います。


その辛さにたえて、選手を信じきった結果が

WBC2連覇と言う偉業を成し遂げたのかな?と思います。


もちろん!個々の選手の能力や、コーチ陣の力が

ベースにあってのことですが。

それらをうまくファシリテートして、

とても良いチーム構築ができたのだと思います。


プレッシャーに負けないで、期待と信頼に応えた

選手の皆さん

本当にお疲れ様でした♪

そして、素晴らしい選手の力を引き出した原監督!!

ありがとうございました!!o(^-^)o