ファシリテーションでは
「少数意見を切り捨てない!」という考え方があります。
ファシリテーションの世界では、当たり前!!極々当然!!
ですが、少数意見は切り捨てて当たり前!!
多数決で少数意見を切り捨てても、それは民主主義!!
そう思っている人、そういう価値観で生きている人にとっては、
「少数意見を切り捨てない!」ことの大切さや重要さは
理解できないのかも知れませんね。
ファシリテーションを学ぶということは、
新たな価値観を受け入れることでもあります。
自分の中で培われた
「少数意見は切り捨てても良い」という価値観を覆されたとき
それをすぐに受け入れられる人とそうでない人が居ます。
受け入れられる人は、
少数意見が切り捨てられたことに対して不満を感じたり、
あるいは自分が少数意見で切り捨てられてイヤだったというような
感情的な経験があるのかも知れません。
受け入れられない人は、
自分が少数意見で切り捨てられてもしょうがないと受け入れられたり、
他の人が少数意見で切り捨てられたとしても、
それもしょうがないことと頭で割り切って
受け入れることができるのかも知れません。
そう考えると、
ファシリテーションを受け入れられやすいのは右脳タイプで、
左脳タイプの人はなかなか受け入れにくいかも知れませんね。
左脳タイプの方は、共感など感情に配慮するのではなく、
どうしても知識やテクニックとしてファシリテーションを活用しようと
思うのかも知れません。
でも、ファシリテーションは知識やテクニックではないのです。
人としての在り方とか、生き方が問われるものです。
なので、ファシリテーションを学ぶと言うことは、
自分自身の価値観を棚卸することになるのかも知れませんね。
いろいろ考えると、ファシリテーションの必要性を感じる人も
社会ではまだまだ少数意見なのですね。