タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

小さな、小さな花達にも、春の喜びがある。

2012-03-07 | 風景

宍道湖から大橋川を少し下ると、中州が水の行く手を遮り、ここで分流

して、しばらく行くと、また一つになって中海に注ぐ。

ウォーキングコースの一つ、この中州の土手を歩いていると、足元に小さ

な小さな米粒ほどの薄紫の花が、無数に咲いているのを見つけた。

普段は目にも留めないのに、「きれいだな~」と感じ、しゃがみ込んでよく

見ると、そこは極小世界ではあるが、ひと抱えほどの狭い中にも、ハコベ、

イヌノフグリ、セイヨウタンポポなどの花が咲き乱れ、今まさに春爛漫である。

「七草がゆ」で、ほんの先日食べたハコベ(ハコベラ)は、九弁の花びらだっ

た。

旅人の足を止めたハコベ、藤村の早春の情景を詠った「千曲川旅情」の一

節にもあった様な気がする。

「、、、緑なすはこべは萌えず、、、」? と。

  ~今日も良い一日を~