出雲国風土記「八岐大蛇退治」伝説で有名な、須佐之男命を祀る須佐神社(佐田町)
にお参りに行って来ました。
須佐之男命は諸国開拓の後、この地に来て「須佐」と名付け、最愛の稲田姫と共に
住んだと伝えられています。
ここで生まれ育った私は、子供の頃、須佐神社の春(4月)の例大祭に、親から貰っ
たお小遣いの10円玉をポケットに大切にしまい、友達と一緒にお参り?に行くのが
大きな楽しみの一つでした。
参道の両脇に並ぶ屋台は、人だかりで一杯で金魚すくいや、手品、オモチャ等々、
今思えば怪しげで子供心を夢一杯にさせる、品々を見て回ったり思案の末に買っ
たりするのが、年に一度の大きな楽しみの一つでもありました。
(買って来た物は、「バナナのたたき売り」よろしく、後で必ず失望させられる代物ばかりでしたが、、、)
この神社の横手には、夏期でも気温6~7℃前後の冷気を吹き出す「八雲風穴」や、
海から約10km、なのに塩分を含んだ泉の湧き出る池「塩井・しおのい」が存在す
るなどの「須佐の七不思議」伝説もあって、何やら神がかり的なパワースポットとして
今、注目を集めている様です。
ともあれ、神話や伝説に彩られた、思い出深い故郷があることは、ほんとうにありが
たいことです。
この「須佐神社」には、3年程前、101歳になる母に手を引かれて?お参りした事が今
では微笑ましくも、懐かしい思い出となりました。
~今日も良い一日を~