まだ竹林の土がほんの少し盛り上っているだけで、素人には
「タケノコ」が、この下に芽生えているとはとても思えない。
冬の間、地中でしっかり養分を蓄えたタケノコは、春を感じ
一たび地上に頭を出すると、一気に躍り出して来る。
地上に出ると一月ほどで、姿形は立派な大人になってしまう。
他の植物に比べて成長の速度がとても早く、10日程でタケノ
コとしての時期を、終える様です。
『旬の筍』~「旬」と「筍」の違いは、竹の冠が有るや無し
やだけ、「タケノコ」としての10日間、即ち「1旬・ジュン」
が食べ頃、これが「旬」の語源となったとか。
当県では、島田のタケノコ(安来市)が特に有名で、毎年こ
の時期になると、知人がまだ地中で眠っている「タケノコ」
を起こして、連れて来てくれます。
それこそ「旬の筍」で、刺身などと洒落た料理もある様です
が、刺身は土から掘り上げてからの1時間が勝負、ワカメと
一緒に煮付けにしたり、木の芽和え等でいただいています。
「タケノコ」の新根が、ほんのり紅を差した様な色なのはち
ょっと意外ですネ。
~今日も良い一日を~