私の好きな、隠岐島・白島海岸の「白島灯台」を望む眺めです。
隠岐諸島・島後北端に位置する白島崎、その展望からの眺めは、島
前の名勝「摩天崖」の荒々しい風景とは対照的に、コバルトブルーの
海に、松を頂いただく島々が点在し、優雅で優しく女性的?な景観を
成しています。(時化の日には、全く違った顔を見せます?)
私は、まだ20代の頃の三年間をこの島で過ごしました。
島には、とりたてて娯楽と言えるものも無く、釣りやダイビングなど海
に親しみ、地元の祭りなどに参加して、お酒をいただいたりして、子供
達も伸び伸びと、結構楽しく過ごしました。
とても人情豊な島で、道をトコトコと歩いていると、「どこへ行かれますか
、乗って行きませんか? 」と、わざわざ遠回りして、送ってくれるほどの
土地柄です。
ここ隠岐諸島は、大小80余島から成り立ち、平安、鎌倉の昔流刑の島
として、討幕の戦いに敗れた、後鳥羽上皇(天皇)や後醍醐天皇が、配
流された島でもあります。
後鳥羽上皇は配流の19年後、この地で終焉を迎えており、歴史的遺産
もたくさん残っております
後鳥羽上皇のこの島での生活の一端、隠岐民謡のこの一節にも、よく
偲ばれる気がします。
~新しげさ節~
後鳥羽御陵の 松の風 池の蛙の 忍び鳴く
おぼろ月夜に ふいごを吹いて 京都恋しや
御番鍛冶 隠岐は歴史に 古い島
~今日も良い一日を~