倍賞千恵子;忘れな草をあなたに
またまた、アトリの登場。 いつもの様にコハクチョウを撮りに行く途中(最近小鳥の声を聞くために、車の窓を少し開けて走るんです。 すると何百羽のスズメと思しき小鳥が、群れて飛んでいるところに出会いました。 近くの桜の木に50羽ばかりが止まったのですが、よく見るとスズメではなく「アトリ」ではありませんか。 急いで車の中から撮ったのがこの写真です。 アトリは以前にも一度UPしているのですが、「夜は大きな集団で身を寄せ合って休む。」習性があるとか、如何にもかよわ小鳥の様で好きな鳥の一つです。 たまたま見付けたのは、その食性から穀物・昆虫・果実等のある田園地帯にも飛んで来ていたんですね。
アトリ~ユーラシア大陸北部の亜寒帯で繁殖し、冬季は北アフリカ、ヨーロッパから中央アジア、中国、朝鮮半島に渡りを行い越冬する。 日本には冬鳥として秋にシベリア方面から渡来する。 主に日本海より山形県、富山県等に飛来し、それから各地に散らばる。渡来する個体数は年による変化が大きい。 全長16cm。黄褐色を基調に黒、白を加えた羽色をもち、特に胸部の羽毛は橙褐色で目立つ。 オスの夏羽は頭部が黒い。 メスおよびオスの冬羽の頭部は褐色であり、メスはオスより色が薄い。 山麓の森林や農耕地に生息する。 昼行性で昼間は小規模な群れで生活するが、夜は集団で休む。 日本においては渡来直後や繁殖地への渡去直前に、数千羽から数万羽になる大群を作ることがある。 食性は雑食性で果実、植物の種子、昆虫類、節足動物を食べる。(出典:鳥図鑑より)