CELEBRITY STANDARDS / 高木里代子

お待ちしておりました。高木里代子のﾄﾘｵｼﾞｬｽﾞｱﾙﾊﾞﾑ。
彼女がﾒｼﾞｬｰﾃﾞﾋﾞｭｰする前の配信EPでﾄﾘｵｼﾞｬｽﾞやってたのがめっちゃかっこよかったんで、楽しみにしてたんですが、ﾃﾞﾋﾞｭｰｱﾙﾊﾞﾑはなんとも中途半端なｼﾞｬｽﾞなんだかﾀﾞﾝｽﾐｭｰｼﾞｯｸなんだかなんなんだか、という作品だったのが残念だったのです。
その後はｿﾛﾋﾟｱﾉｱﾙﾊﾞﾑは出るものの、ﾗｲﾌﾞではちょくちょくやってるﾄﾘｵｼﾞｬｽﾞのｱﾙﾊﾞﾑは今の今まで出ることもなく･･･（ﾒｼﾞｬｰﾃﾞﾋﾞｭｰする前のﾄﾘｵ作品はあったけれどもまだまだ若かりし頃のもの）
で、ようやくﾃﾞﾋﾞｭｰから5年以上の月日を経てですよ、満を持してのﾄﾘｵｼﾞｬｽﾞｱﾙﾊﾞﾑのﾘﾘｰｽに至ったわけなんです･･･なんか出せない理由でもあったんだろうか?

というわけでもちろん期待通りの作品。
すっごくいかにもなｼﾞｬｽﾞもあれば、打ち込みﾀﾞﾝｽﾐｭｰｼﾞｯｸをﾋﾟｱﾉﾄﾘｵで再現しているようなｱｸﾞﾚｯｼｳﾞなｱﾚﾝｼﾞやらﾌｭｰｼﾞｮﾝなんだかﾌﾟﾛｸﾞﾚなんだか、打ち込みﾀﾞﾝｽﾐｭｰｼﾞｯｸもやっているからこそなんでしょう、振れ幅の大きいｱﾚﾝｼﾞの多彩さがあって飽きないんですよね。
待った甲斐があったというものです。
本当のｼﾞｬｽﾞ好きからすると何かと物足らないのかも知らんけど、小生のようなごった煮ｱﾙﾊﾞﾑ好きには極上のﾈﾀなのですよ。

･･･ﾁｮｲ待てよ、AMAZONでは3500円のこのCDを5980円で売ってるじゃないですか。入手困難?にしてもひでぇな。やっぱりこうゆうのを野放しするからAMAZONは基本信用できない、ていうか信用したくない。

CELEBRITY STANDARDS / 高木里代子
RIYOKO TAKAGI(p)TAKUMI KATSUYA(b)YOICHIRO YAMAUCHI(ds)

今日の通勤音楽
IT’S ABOUT TIME / NILE RODGERS & CHIC
LIVE AT STREAMING / 仮ﾊﾞﾝﾄﾞ WITH FRIENDS

何かと活発な動き

TRIX。
このところなんやら動きが活発になっていますね。
今年いっぱいでのAYAKIの脱退が明らかになってから、AYKAI抜きでTRIO THE TRIXでﾗｲﾌﾞやったり、12月にはAYAKI最後の?昔の曲ﾂｱｰとか企画されているかと思えば、そのﾀｲﾐﾝｸﾞで新作のﾘﾘｰｽ･･･。今度はｱﾆｿﾝのｶﾊﾞｰｱﾙﾊﾞﾑだとか。なんだか有形ﾗﾝﾍﾟｲｼﾞにすり寄っている?感もありつつ、ｷｰﾎﾞｰﾄﾞは新ﾒﾝﾊﾞｰというより現時点ではｽﾍﾟｼｬﾙｻﾎﾟｰﾄという立場での参加となる宇都圭輝ｸﾝという人がｱﾙﾊﾞﾑには参加ということで。(年が明けたら新ﾒﾝﾊﾞｰなのかな?)夏頃のﾀｹｽﾄだかSUTOXだったかで参加してたから後任になるのかな、と思ってたらやっぱりそういう流れだったのね。ﾒﾝﾊﾞｰﾁｪﾝｼﾞ前にはこういうｾｯｼｮﾝ参加した人がそのままﾒﾝﾊﾞｰになる、という流れがもう鉄板になってます。
と思ってたら明後日に川口SHOCK-ONでTRIOをやるんだ～と思ってたらその前日、すなわち明日のﾗｲﾌﾞは平井ｸﾝとこの宇都ｸﾝとのDUOﾗｲﾌﾞもあるんだそうで、なんちゅうかやっぱりこの業界はやっぱり狭いんだな～と改めて思ったりもしつつ。

あぁ、それにしてももうこの1年くらいﾗｲﾌﾞに行っていない。
ﾗｲﾌﾞ行かないのに慣れてきていて行くのがちょっと怖くなっているのが悲しいね。
ていうか、平日はもうﾗｲﾌﾞなんか行けるような状態にないというこの1年ではあるんだけども。

今日の通勤音楽
ごはんができたよ / 矢野顕子
INSIDE OUT / PHILIP BAILEY

配信限定

CASIOPEA 3RDがﾃﾞｼﾞﾀﾙ配信限定ｱﾙﾊﾞﾑをﾘﾘｰｽ～～ってとうとうCASIOPEAでもCDを出さなくなって知ったのか･･･CASIOPEAよお前もか、って思ったけどよくよく見ればいわゆるﾍﾞｽﾄ盤なんですな。
片や昔の曲のﾗｲﾌﾞ音源を集めたもの、片や3RD以降のﾍﾞｽﾄ盤、ということであぁ確かに確かにCD焼いても売れんわな･･･とまあまあ納得。
でも最近CASIOPEA 3RDってなかなかに活動的になってきてるよね。そこはまだまだ嬉しい限り。後はﾅﾙﾁｮがいつまでもつか･･･?なんてね。

今日の通勤音楽
EARPLAY / 角松敏生
HAVE YOU LOST YOUR MIND YET? / FANTASTIC NEGRITO

SHAMBARA再び

JIMSAKU BEYONDのﾘﾘｰｽに合わせて?なんでしょうか、JIMSAKUの前身ともいえるﾕﾆｯﾄであったSHAMBARAの唯一の作品が、ｱﾅﾛｸﾞﾚｺｰﾄﾞで再発されるとのこと。
まあびっくりです。
正直、当時からしてそんな売れてたわけじゃないですからね。
忘れられない、SHAMBARAのﾃﾞﾋﾞｭｰﾗｲﾌﾞに行ったときのこと。
普通にﾁｹｯﾄ買っていっただけなのに、何故か最前列のほぼ真ん中だった、ということがありました。他の客層も見るからに招待客ばっかり、って感じだったんで、話題を集めるべきﾃﾞﾋﾞｭｰﾗｲﾌﾞの集客もそんな状態だったわけですよ。
以前川口千里さんのFBで櫻井さんと古川さんと梁さんと写っていた写真にSHAMBARA復活?なんてｺﾒﾝﾄ入れたら彼女からSHAMBARAって何ですか?って返ってきてしまった。
櫻井さんべったりの千里さんですらSHAMBARAの存在を知らなかったくらいですからね。
それが今回ﾚｺｰﾄﾞで再発、というのがなんとも意外なのです。

昨今のｼﾃｲﾎﾟｯﾌﾟ流行りの一環で改めて注目されているんでしょうかね･･･。
なんにしてもこうして30年以上の時を経て再評価されるのって、素晴らしいことじゃないですか。

JIMSAKU BEYOND

文字通りJIMSAKUの新作。
なんだろう、懐かしいというよりはものすごく聴きやすいと感じたんですよ。
変にﾌｭｰｼﾞｮﾝっぽくﾃｸﾆｶﾙに凝ってなくって気持ちよく聴けるんですよ。いかにもなﾍﾞﾀ調ﾗﾃﾝﾘｽﾞﾑもそうだし、ｼﾃｨ風なﾌｭｰｼﾞｮﾝﾅﾝﾊﾞｰに、JIMSAKUのﾄﾚｰﾄﾞﾏｰｸともいえるﾃﾞｭｵﾅﾝﾊﾞｰやﾊﾞｲｵﾘﾝをﾌｨｰﾁｬｰした曲もあって。だけど、なかなか攻撃的でﾌｧﾝｷｰさもありつつ。そういうﾊﾞﾗｴﾃｨの豊富さが飽きさせないんだろうな。前から書いているようにこういうごった煮的な作品、大好きなんですよ。

こうして何度も聴き直してみると気付くのが、JIMSAKU時代の多様な作品を一つにまとめた感じ、というところですかね。名作45℃調のﾅﾝﾊﾞｰから、後期の角松ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽ作品やﾄﾞﾗﾑﾝﾍﾞｰｽの作品調の曲もありつつ、神保さんﾎﾞｰｶﾙという新境地も織り交ぜたりしてね。

定期的にﾘﾘｰｽされている作品だったりすると、どうも傾向が似かよったり悪あがきで妙な方向に走ったりするところがあったりするものだけど、こういうお久しぶりの作品だと肩の力が抜けてあの頃を別の視点から俯瞰したいいとこ取りができるんでしょうかね、なんとも「素敵」な作品だと感じながら聴いております。

JIMSAKU BEYOND / JIMSAKU
TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO(ds,vo)DEWA BUDJANA(g)AKIRA ONOZUKA(keys)LEN(keys,vo)YOSHIRO SUZUKI(perc)AI TAKAMATSU(violin)SHIHO/NORA(vo)

土岐さんまでも

https://news.yahoo.co.jp/articles/a489b35609c87648b652b3be7d23d74dc756da52

さよならですか。
昨日土岐英史さんが逝去されたとのこと。
この人のSAXｿﾛの入りは独特でしたよね。一発で土岐さんだ、ってわかる。
そういうｸｾというか味のあるﾌﾟﾚｰﾔｰも段々少なくなってきていて音楽、というより音のその人らしさ、というのが失われてきているような気もします。それは、若いﾌﾟﾚｰﾔｰに個性が少ないせいなのか、音に個性が求められなくなってきているﾃﾞｼﾞﾀﾙ音楽のせいなのか、なんなのかはわかりません。
だけど、人が奏でる音楽、というものの価値が薄くなってきているのかもね。
土岐さんのﾌﾟﾚｲは歴史に残る、味のあるﾌﾟﾚｲだったと思います。

BEYOND

https://news.yahoo.co.jp/articles/426848d54aa3f64e9e902461bc42c3cb4e9b8012

JIMSAKUの新作、ようやくﾘﾘｰｽのようで。30周年というけど、もう31周年になるやん。
ﾘﾘｰｽ発表のｵﾝﾗｲﾝｲﾍﾞﾝﾄ見たかったんだけどﾗｲﾝﾗｲﾌﾞじゃね･･･LINEやってないから仕方なくｽﾙｰ。
にしても、JIMSAKU100%的な作品ではなさそうなのはよかったよかった。でもｷﾞﾀｰは･･･?
どうせなら同窓会的なﾗｲﾌﾞもやってくれたらいいのにね。
まだちょっと先の話だけど、こんな時代のちょっとした楽しみができました。

今日の通勤音楽
ODYSSEY / 有形ﾗﾝﾍﾟｲｼﾞ
SUMMER HORNS II FROM A TO Z / DAVE KOZ AND FRIENDS

次から次へと･･･

あの頃の重鎮ﾐｭｰｼﾞｼｬﾝの訃報が続いています。
今度はﾄﾗﾝﾍﾟｯﾀｰの数原晋さん。
80～90年代のいわゆるﾆｭｰﾐｭｰｼﾞｯｸ界のﾎｰﾝｾｸｼｮﾝには必ずと言っていいほどにこの方の名がありました。なんかこう、根拠はないけど安心感がありましたよね、この方がｸﾚｼﾞｯﾄに名を連ねていると。角松や達郎、もちろんそれあけじゃなくてｵﾌｺｰｽ関係やら安部恭弘とかとにかくいろいろと30枚以上参加作品が家にありますけど、改めて聴けばどれも名演だったんだろうと思いますね。
いろんな意味で時代の変わり目に当たってしまったんでしょうかね。やるせなさばかりが残る緊急事態が続くこの世の中なのです。

今日の通勤音楽
ごはんができたよ / 矢野顕子
DELUXE LIVE 2013!!!!(DVD) / TRIX

今日はやはり

和泉さんの訃報。
THE SQURE時代の曲はよくﾊﾞﾝﾄﾞでｺﾋﾟｰしてたものだし、PYRAMIDもすべて聴いていた。そうそう、特典に当たって、PRAMIDのｻｲﾝ入り生写真があたったこともあったな。
急性心不全だそうで。
長患いして、というのと違ってﾋﾟﾝﾋﾟﾝｺﾛﾘなのかもしれんけど、あまりに若すぎるよな。
まだまだこれからも和泉さんの音楽を聴けると思ってたけど･･･残念です。

あのときにもらったｻｲﾝ入り生写真。


今日の通勤音楽
PIANIZMIX / 塩谷哲
STRAWBERRY LETTER 23 LIVE(DVD) / THE BROTHERS JOHNSON

PONTAさん

亡くなられていたということが報道されました。
なんとなく、見るからに不健康そうな印象ではありましたが、音楽活動自体は何も問題なくされていたので、普通に元気なｵｯｻﾝ、と思ってました。
そんな方でも突然、というのはあるものなんですよね。改めて命の儚さを思い知るところです。
PONTAさんの出ていたﾗｲﾌﾞ(ﾎｰﾙｺﾝｻｰﾄを除いて)に行ったのは一回だけだったけど、休憩時間には客席でお姉さんを両脇に侍らせて葉巻をくわえていた姿には、いかにもな豪快さがありました。ﾎﾝﾄ葉巻が似合ってましたよ。文字通り音楽業界の重鎮、という雰囲気には圧倒されたものです。

改めて調べてみたらPONTAさんが叩いている曲の入っているCDはｳﾁに28枚ありました。
それだけ国内のｼﾞｬｽﾞﾌｭｰｼﾞｮﾝからｼﾃｨﾎﾟｯﾌﾟまで幅広く活躍していたことに気づかされます。
日本の音楽界にとって、大きな損失になってしまいました。
残念です。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

今日の通勤音楽
JUNGLE JANE / 高中正義
YES 50 LIVE / YES