TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

やけにVINNIE COLAIUTAばかり

2006-09-14 00:15:35 | TOTO&FUSION
最近購入した洋楽CD、たまたまなんでしょうがどのアルバムにもVINNIE COLAIUTAのクレジットが。

1枚目はこないだの東京JAZZでカミさんが買ってきた、DAVE KOZの「THE DANCE」。
99年の作品ですが、クレジットを見るとめちゃくちゃ豪華です。ドラムはVINNIE COLAIUTAはもちろん、GOTA YASHIKI、STEVE FERRONE、JOHN ROBINSON、RICKY LAWSON他。ギターはMICHAEL THOMPSON、MICHAEL LANDAU、DEAN PARKS、そして極めつけはAL MCKAY。ベースもFREDDIE WASHINGTON、NATHAN EAST、NEIL STUBENHAUS、JOHN PENAなどなど。キーボードだってJEFF LORBER、DAVID BENOIT、BURT BACHARACH、GREG PHILLINGANESにBRAD COLE。パーカッションもPAULINHO DA COSTAにLENNY CASTRO、LUIS CONTE。ボーカルにはSANTANAのANDY VARGASだって。よくもまあ、こんだけ集めてきたなという感じです。
だけど、だけどこれだけのメンツでスムースジャズ一辺倒はいただけません。全然ファンキーさがないのが不満。カッティングをしないAL MCKAYなんて...。

それとリリースされたばっかりのLEE RITENOURの新作「SMOKE'N'MIRRORS」こちらこそ超豪華メンバーでも全然おかしくないんですけどね。ドラマーとしては珍しくHARVEY MASONが不参加。VINNIE COLAIUTAとOSCAR SEATON、ALEX ACUNAが分け合っています。そうそう、話題なのがLEE RITENOURの息子WESLEY RITENOURがドラマーとして参加。最近はベテランミュージシャンの子供のデビューが増えてきてますよね。
LEE RITENOURもいいかげん落ち着いちゃってますんで、やはりスムースジャズの系統になっちゃうんでしょうけど、そこは実績のあるRITENOURさん、スムースジャズの一言で片付けられるような浅い音楽ではありません。さすがL.A.フュージョンの第一人者、静かながらもちょこっと体が動いてしまうような隠しノリが一杯詰まっている独特の世界です。

そして最後は「THE ROYAL DAN ~A TRIBUTE~」というSTEELY DANを著名ギタリストがフュージョンでカバーしているトリビュートアルバム。VINNIE COLAIUTA(ds)JEFF RICHMAN(g)JIMMY HASLIP(b)PETER WOLF(keys)ERNIE WATTS(sax)をハウスバンドに、ROBBEN FORD、JAY GRAYDON、STEVE LUKATHER、MIKE STERN他のベテランギタリストがSTEELY DANの曲をモチーフに暴れまくるという企画モノです。原曲に近いノリをイメージするとかなり違う、相当アレンジされてるところがミソです。ちょっと難解なものも...ありますが。でもこうして聴き慣れた曲が全く異なるイメージで展開されるのを聴くのも、これまた音楽の醍醐味。

ホントこうしてみるとVINNIE COLAIUTAって売れっ子なんですね~。日本のフュージョンシーンもそうですが、L.A.のフュージョン界も未だに80年代から活躍するベテランの天下なんですな。
コメント
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