2年もBLOGやってると、さすがにネタがつきてきた最近。
そこで、初心に還って時折「今日の1枚」的にてきとーにいろんなアルバムのご紹介をしていこうかなと思っております。
てなわけで早速今日の1枚。
BEEGEESの1987年の作品「E・S・P」です。
小生が洋楽にはまったきっかけはBEEGEESであったことは以前より書いてるところですが、実はBEEGEESの作品の中でも一番好きなのはこれかも。
レコードの時代も含めよ~~聴きました。何せ小生が生まれて初めて買ったアルバムがBEEGEESの「SPIRITS HAVING FLOWN」。そしてその後にリリースされたアルバムが1981年「LIVING EYES」。実に3年ぶりのリリースだったんですが...。それから映画「STAYIN' ALIVE」のサントラもあったものの、オリジナルアルバムとしてのリリースがこの「E・S・P」。実に「LIVING EYES」リリースから6年の歳月を経ていました。そんな文字通り待ちに待ったアルバムでしたからね。
「STAYIN' ALIVE」のサントラまではいかにもBEEGEES的というか「SATURDAY NIGHT FEVER」的とでもいうようなサウンドが継続してましたが、この「E・S・P」で大きく転換します...いわゆる今っぽいシーケンサーを多用したエレクトリックなサウンドになったということではありますが。
プロデュースはARIF MARDIN。これも以前に書きましたがBEEGEESのピンチになると救いに現れる神みたいな人です。このアルバムでは息子さんでしょうね、JOE MARDINもシーケンスプログラミングなどの面からサポートしています。
これまでのBEEGEESと異なるのは、タイトルナンバー「E・S・P」に代表される、ポップさを抑えてプログレがかったような緊張感。エレクトリックで無機質な演奏に載るBEEGEESのハーモニーは「カッコいい」の一言。女子供を相手にしたような甘い雰囲気を払拭した硬派なハーモニーですね。
こんなイメージを演出しているのはプロデューサーの力量のみならず、参加しているMARCUS MILLER、そしてGREG PHILLINGANESのおかげとも言えるでしょう。MARCUSは1曲目でいきなりバシバシチョッパーで決めてますし、4曲目「THE LONGEST NIGHT」ではフレットレスで雰囲気を作っています。ラストナンバー「BACKTAFUNK」でも文字通りファンキーなチョッパーベースを前面に押し出して新しいBEEGEESを演出しています。大体BEEGEESにチョッパーベースサウンドのファンキーナンバーなんてなかったですからね、それだけとっても大きな変化です。
そしてGREG PHILLINGANES。シンセ使いとしてのセンスが光ります。5曲目に「THIS IS YOUR LIFE」という、過去のBEEGEESの曲タイトルを織り交ぜた、当時の流行りに乗っかったようなラップナンバーがありますが、そのシンセパートを一手に引き受けているのがGREG。9曲目「CRAZY FOR YOUR LOVE」はほとんどシーケンスで作られてますが、これもGREGとJOE MARDINの手によるものです。BEEGEESの新たなる挑戦をエレクトリックなサウンドで正面から支えたのが他ならぬGREGだったわけです。
このアルバム自体の評価は低いのですが、次作「ONE」でヒットチャートに返り咲いたのはよく知られているところ。その土台を作ったのがこの「E・S・P」。これも小生にとって一生モノの一枚です。
BARRY GIBB(vo,g)ROBIN GIBB(vo)MAURICE GIBB(vo,keys)REB BEACH/NICK MOROCH/REGGIE GRIFFIN(g)MARCUS MILLER/WILL LEE(b)ROBBIE KONDOR/GREG PHILLINGANES(keys)TONY BEARD(ds)BRIAN TENCH/SAMMY FIGUEROA(perc)BOB GAY(sax)
そこで、初心に還って時折「今日の1枚」的にてきとーにいろんなアルバムのご紹介をしていこうかなと思っております。
てなわけで早速今日の1枚。
BEEGEESの1987年の作品「E・S・P」です。
小生が洋楽にはまったきっかけはBEEGEESであったことは以前より書いてるところですが、実はBEEGEESの作品の中でも一番好きなのはこれかも。
レコードの時代も含めよ~~聴きました。何せ小生が生まれて初めて買ったアルバムがBEEGEESの「SPIRITS HAVING FLOWN」。そしてその後にリリースされたアルバムが1981年「LIVING EYES」。実に3年ぶりのリリースだったんですが...。それから映画「STAYIN' ALIVE」のサントラもあったものの、オリジナルアルバムとしてのリリースがこの「E・S・P」。実に「LIVING EYES」リリースから6年の歳月を経ていました。そんな文字通り待ちに待ったアルバムでしたからね。
「STAYIN' ALIVE」のサントラまではいかにもBEEGEES的というか「SATURDAY NIGHT FEVER」的とでもいうようなサウンドが継続してましたが、この「E・S・P」で大きく転換します...いわゆる今っぽいシーケンサーを多用したエレクトリックなサウンドになったということではありますが。
プロデュースはARIF MARDIN。これも以前に書きましたがBEEGEESのピンチになると救いに現れる神みたいな人です。このアルバムでは息子さんでしょうね、JOE MARDINもシーケンスプログラミングなどの面からサポートしています。
これまでのBEEGEESと異なるのは、タイトルナンバー「E・S・P」に代表される、ポップさを抑えてプログレがかったような緊張感。エレクトリックで無機質な演奏に載るBEEGEESのハーモニーは「カッコいい」の一言。女子供を相手にしたような甘い雰囲気を払拭した硬派なハーモニーですね。
こんなイメージを演出しているのはプロデューサーの力量のみならず、参加しているMARCUS MILLER、そしてGREG PHILLINGANESのおかげとも言えるでしょう。MARCUSは1曲目でいきなりバシバシチョッパーで決めてますし、4曲目「THE LONGEST NIGHT」ではフレットレスで雰囲気を作っています。ラストナンバー「BACKTAFUNK」でも文字通りファンキーなチョッパーベースを前面に押し出して新しいBEEGEESを演出しています。大体BEEGEESにチョッパーベースサウンドのファンキーナンバーなんてなかったですからね、それだけとっても大きな変化です。
そしてGREG PHILLINGANES。シンセ使いとしてのセンスが光ります。5曲目に「THIS IS YOUR LIFE」という、過去のBEEGEESの曲タイトルを織り交ぜた、当時の流行りに乗っかったようなラップナンバーがありますが、そのシンセパートを一手に引き受けているのがGREG。9曲目「CRAZY FOR YOUR LOVE」はほとんどシーケンスで作られてますが、これもGREGとJOE MARDINの手によるものです。BEEGEESの新たなる挑戦をエレクトリックなサウンドで正面から支えたのが他ならぬGREGだったわけです。
このアルバム自体の評価は低いのですが、次作「ONE」でヒットチャートに返り咲いたのはよく知られているところ。その土台を作ったのがこの「E・S・P」。これも小生にとって一生モノの一枚です。
BARRY GIBB(vo,g)ROBIN GIBB(vo)MAURICE GIBB(vo,keys)REB BEACH/NICK MOROCH/REGGIE GRIFFIN(g)MARCUS MILLER/WILL LEE(b)ROBBIE KONDOR/GREG PHILLINGANES(keys)TONY BEARD(ds)BRIAN TENCH/SAMMY FIGUEROA(perc)BOB GAY(sax)